ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Verdesse
Verdesse B

発音は2番目の「e」にアクサン・テギュがないのでカタカナ表記すると「ヴェルドゥス」となるはずですが、Forvo のサイトを開くと「ヴェルデス」と聞こえます。

拙ブログではクリュを伴わない AOC Vin de Savoie のこちらその次、そして「クリュを伴わないVin de Savoie その4」で取り上げました。AOC Vin de Savoie の白ワインでイゼール県に限りその使用が認められている白葡萄であります。

元祖のサイトによると非常に古い歴史を持つ白葡萄でサヴォワ地方のイゼール県グレジヴォーダン渓谷及びドラック渓谷原産とのこと。

フランス農水省に近いサイトはこちら、フランスでの栽培面積は 2011年現在少し増えたものの僅か 3ha となっています。

画像が綺麗なのはル・フィガロのサイトからこちらをご覧下さい。

さてこのヴェルデス、フランスのアペラシヨンではサヴォワもしくはヴァン・ド・サヴォワの一部に適応しますが例によって IGP は先程原産地として述べたグレジヴォーダンを含む IGP Isère Coteaux du Grésivaudan 、どんな法令かと申しますとこちらの IGP Isère を開いて第2章に« Balmes dauphinoises» « Coteaux du Grésivaudan » の2つの生産地を特定する名称を伴うデノミナシヨンについての説明があります。また第5章の白ワインの葡萄にこの葡萄の名前が載っています。

またこちらの IGP Vin des Allobroges ヴァン・デ・ザロブロージュにもその名がありますのでやはりサヴォワ地方のみかと思いきや他の IGP の葡萄規定にも載ってました。やはり IGP の葡萄規定は大雑把すぎます。

さてVIVC のパスポートデータはこちらこちらのデータを見ると 1979年以降ずっと1桁の栽培面積です。用途はワイン用と食用となっておりシノニムは14例。こちらを見るとシノニムの DONGINE はスペインで、また BIAN VERT はイタリアでそう呼ばれていることが分かります。

各シノニムに一部共通するのはムスクという言葉。出来るワインには麝香の香りを伴うかも知れません。

最後にこのヴェルデスだけで造られたワインがありました、こちらをご覧下さい。青いシャツのオッサン画像の下にボトルのラベルがあります。
右下の画像に「Vin de Pays des Coteaux du Grésivaudan」とありますがこれが現在の IGP Isère Coteaux du Grésivaudan に相当します。

またこちらの左下の画像、恐らく一番左のボトルがドメーヌ・デ・リュティソンの造るヴェルデスの白ワインのはず。

どちらもアペラシヨン・サヴォワもしくはヴァン・ド・サヴォワではなく IGP のワインのはずです。

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| 05:38 PM | comments (0) | trackback (x) |
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