ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Romorantin
Romorantin B

カタカナ表記するとロモランタンかも知れませんが実際フランス人の発音はそれとはかけ離れたものとなってます。Forvo からこちらを開いて聞いてみて下さい。フランス広しと云えど、現在この葡萄が栽培されているのはアペラシヨン・クール・シュヴルニーの範囲内に限られるはずです。

で、気を付けて頂きたいのは西暦 1519年にブルゴーニュからもたらされたと云われる場所、即ちフランス国王フランソワ1世が8万本もの葡萄を植えたとされるのは葡萄の名の由来となったロモランタン(地名で云うとロモランタン・ラントネ)であり、現在のアペラシヨン・クール・シュヴルニーから南東に28㎞ほど離れたコミューンであります。

従って当初ロモランタン・ラントネ周辺に植えられたロモランタンは 500年ほどの間に現在の AOC クール・シュヴルニーに場所を移したと考えなければなりません。あるいはロモランタン・ラントネ周辺から次第に範囲が拡大し、フィロキセラで壊滅状態になり現在のクール・シュヴルニー地区だけに残った、もしくは甦ったと考えるのが自然でしょう。

ちなみに Romorantin-Lanthenay はワインで申し上げると IGP Val de Loire の範囲内ではあるものの AOC トゥーレーヌの範囲外であり、もちろんクール・シュヴルニーの範囲外であります。クール・シュヴルニーの範囲はこちら、ロワールの有名な古城ブロワのすぐ近くの11のコミューンだけ。

さて画像を見てみましょう。

元祖フランス葡萄品種のサイトからこちら、新フランス葡萄品種のサイトはこちら、ル・フィガロのサイトはこちら、同じ画像の部分と思われるこんなサイトもあります。

VIVC のパスポートデータはこちらで、遺伝子の解析によりペディグリーは判明しています。

Prime name of pedigree parent 1    PINOT TEINTURIER
Prime name of pedigree parent 2    HEUNISCH WEISS

即ちロモランタンの母はピノ・タンチュリエ、父はフランスでは忌み嫌われたグエ正式名称ホイニッシュ・ヴァイスです。

ピノ・タンチュリエはこちらでピノ・ノワールの突然変異種で果皮を剥いても中が色付いている葡萄であります。果肉も赤紫色を呈すると云うことです。

アペラシヨン・クール・シュヴルニーはこの葡萄ロモランタン1種類のみ使用可能で他の葡萄は一切使えません。ですがクールの付かない単なる AOC シュヴルニーは赤・ロゼ・白の3種が造られ葡萄規定は全く別であります。

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