ワインと葡萄

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Portugais bleu N
Portugais bleu N

ちょっと発音が難しいのですが「ポルチュゲ・ブルー」とカタカナ表記させて頂きます。でもこれはフランスで通用するシノニムであり、正式名称は PORTUGIESER BLAU オーストリア原産の黒品種、ドイツ・オーストリアでは普通 BLAUER PORTUGIESER と呼ばれています。

正式名称 PORTUGIESER BLAU は「ポルトギーザー・ブラウ」、発音は Forvo からこちらでお確かめ下さい。フランス語のシノニム Portugais bleu は同じく Forvo からこちらをお聞き下さい。

尚、オーストリア政府が関与していると思われるサイトでは、その名前の由来と思われがちな「ポルトガル原産の品種」としています。ポルトガルでのシノニムは「ポルチュゲス・アスール」であると。まあオーストリア政府はそのように解釈しているのでしょうね。

ですがこちらをご覧下さい。ポルトガル語のサイトですが「ポルトガルの原産ではない」とハッキリ書いてありますね。また別のサイトにもこう記されています。ちょっとリンクするには問題があるため本文からコピーさせて頂くと

[por-chuh-GHEE-zer; por-too-GHEE-zer] This variety (whose full name is Blauer Portugieser) is the most widely planted red-wine grape in Austria, second behind Spätburgunder (pinot noir) in Germany. Despite its name, Portugieser seems to have no connection to Portugal and appears, in fact, to have originated in Austria. It is a high-yielding vine that produces slightly sweet but rather ordinary light red and rosé wines. Moderate amounts are planted in France, where it's called Portugais Bleu. Small quantities are also grown in Hungary, where it's known as Kékoporto or Kékoportó and Oporto and is used as a minor component in their "bull's blood" (egri bikavér) wines.

オーストリア政府農林省(?)は認識を新たにして貰いたいと思います。ところでフランス農学研究所関連サイトはこちらの通りフランス原産のミディ・ピレネー地域圏タルヌ県の原産としています。諸説氾濫状態のまま現在に至っている模様。

さて画像はまず元祖フランス葡萄品種のサイトからこちら、新フランス葡萄品種のサイトからこちらをご覧下さい。後者の栽培面積グラフを見ると 1958年には 1,042ha も栽培されていたのに 2011年ではその 1/50 の僅か 21ha となっています。

ではフランス以外の栽培面積は VIVC のパスポートデータからこちらをご覧下さい。やはりドイツ、オーストリアが多く名前の由来のはずのポルトガルのデータはありません。尚この葡萄はヨーロッパ各国の公式葡萄品種として登録されています。その内容はこちらをご覧下さい。葡萄の房の画像はこちら、かなり大型の房です。

さてさてこのポルトギーザー・ブラウですがシノニムは何と102もあります。こちらをご覧下さい。先程のポルチュゲス・アスールは「PORTUGUES AZUL」と表記されていますが本来は「Português Azul」であります。

この品種を使うワインはフランスに限って申し上げるとフランスでの栽培が盛んとされる IGP Côtes du TarnIGP Puy-de-Dôme だけでなく IGP Calvados でもその葡萄品種規定に載っています。

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| 01:33 PM | comments (0) | trackback (x) |
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