ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

Persan N
Persan N

Forvo によるとフランス語の発音はこちらで「ペルサン」とカタカナ表記させて頂きます。末尾の「N」は葡萄の果皮色を示す略号で Noir の頭文字、即ち黒品種のこと。

先ずは画像を見てみましょう。元祖フランス葡萄品種のサイトはこちら、新フランス葡萄品種のサイトからこちらもご覧下さい。

後者の栽培面積推移グラフによると西暦 2000年に激減したものの最近は増加傾向にあります。しかし増えたと云っても 2011年現在で 10ha と寂しい数値であります。
VIVC のパスポートデータはこちらです。

この葡萄、原産地はサヴォワ地方イゼール県となっていますのでアペラシヨン・サヴォワに使えるはず。いつもの De vignes en vins... のサイトを見ると AOC Vin de Savoie の補助品種となっています。検証してみましょう。

現在の法律では次のようになっています。

Vins tranquilles rouges et rosés
gamay N, mondeuse N, pinot N, et :
- pour le département de la Savoie : cabernet franc N, cabernet sauvignon N, persan N ;
- pour le département de l’Isère : persan N, étraire de la Dui N, servanin N, joubertin N.

Vins tranquilles rouges et rosés
La proportion des cépages gamay N, mondeuse N, pinot N, ensembles ou séparément, est supérieure ou égale à 90 % de l’encépagement de l’exploitation.

Dénominations géographiques complémentaires « Chautagne », « Chignin », « Jongieux »
Vins rouges tranquilles
- cépages principaux : gamay N, mondeuse N, pinot N;
- cépages accessoires : cabernet franc N, cabernet sauvignon N, persan N.

即ち何の表示も伴わないヴァン・ド・サヴォワもしくは単なるサヴォワのスティルワインの赤とロゼはガメイ・ノワール、モンドゥーズ・ノワールピノ・ノワールでそれら 3品種併せてもしくは単独で 90% 以上、サヴォワ県では他の品種としてカベルネ・フラン、カベソー、ペルサンが併せて10% 以下。イゼール県では葡萄品種が異なりペルサン、エトレール・ド・ラ・デュイ、セルヴァナン、ジュベルタンが併せて10% 以下。

ところがこれは栽培面積の比率であり、ワインの葡萄品種の割合を制限するものではありません。従ってペルサン 100% のワインを造ることは可能みたいです。

しかし、ショターニュ、シニャン、ジョンジュー(などのクリュ名)を伴うスティルワインの赤は主要品種ガメイ・ノワール、モンドゥーズ・ノワールピノ・ノワール。補助品種としてカベルネ・フラン、カベソー、ペルサンとなっています。

ヴァン・ド・サヴォワの葡萄品種既定は大変複雑ですので拙ブログの 2012年 3月から 4月にかけての記事をご覧下さい。

さてこのペルサンだけで造られたヴァン・ド・サヴォワが存在し販売されています。こちらをご覧下さい。

Persan vieux cépage AOP Vin de Savoie 2008 Domaine de Méjane Prix : 9.00 €

アペラシヨン・ヴァン・ド・サヴォワ、古代品種ペルサン、ヴィンテージ 2008年で生産者はドメーヌ・ド・メジャン、価格は9.00 ユーロということ。

他にもあります、こちらをご覧下さい。

Le Persan cuvée Prestige 2008 Vins de Savoie Domaine Grisard 

ル・ペルサン・キュヴェ・プレスティージュの 2008年、生産者はドメーヌ・グリザール、アペラシヨンはヴァン・ド・サヴォワ、価格は不明ですけど 1,500本の生産とのこと。1,500本生産と云うことは 1,125 リットルの生産量、ヘクタール当たりの収量が分かれば栽培面積はすぐに判明します。

おっと、このワインはこちらを見ると14.50€ で販売しています。

またアペラシヨン・サヴォワではありませんが、Domaine des Ardoisières もこんな品種を栽培してこんなワインを造っています。

該当するものを拡大するとこちらで、

Améthyste 2011 Domaine des Ardoisières Cépages 60 % Persan et de 40 % Mondeuse noire

ワイン名はアメジスト、ヴィンテージは2011、(画像のヴィンテージは2009)ヴァン・ド・ペイ・ダロブロジーとなっているので現在は IGP Vin des Allobroges ヴァン・デ・ザロブロージュでなければならないはず。ペルサンが 60%、モンドゥーズ・ノワールが 40% とのこと。お値段は何と 36,00 € 、かなりお高いではありませんか!

ペルサンの比率は低いですがこんなワインもあります。

Argile rouge 2010 Domaine des Ardoisières Cépages 80% Gamay et 20% Persan

アルジャイル・ルージュ、生産者は同じでガメイ・ノワール 80% とペルサン 20%、こちらの価格は12,90 € 。

その他 Domaine Saint-Germain (Etienne et Raphaël Saint-Germain )などアルプスの麓では今も尚この品種のワインを生産し続ける生産者が居られるようです。

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