ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Gouget
Gouget N

Gougère グジェールはシャンパーニュ地方のレストランなどでよく使われるアミューズ・グール。小さなシュークリームのガワだけみたいなもの。日本のレストランなら1個2個しか出てきませんがランスのボワイエなどでは山盛り登場します。緑色や黒いオリーヴも丼鉢一杯に盛られて出てきますので、これらをつまみ食前酒を頂きながらメニューを決めたりする訳です。

いきなり逸脱してしまいましたが、発音は Forvo のサイトからこちらを開いてお聞き下さい。末尾の「t」は発音せず「グジェ」と聞こえますが如何でしょうか。「N」が付くので果皮が黒い(Noir)葡萄であります。

画像は元祖フランス葡萄品種のサイトからこちら、新フランス葡萄品種のサイトからこちらをご覧下さい。おやおや両方のサイトでは

元祖 Les dernières analyses génétiques le donnent comme un descendant du gouais.

新 D’après les analyses génétiques publiées, le Gouget N est probablement un descendant du Gouais B.

要するに遺伝学的解析の結果、フランスでは美味しいワインを造れない品種とされてきたグエ・ブランの子孫であろうとの見解であります。

これらに対してフランス農学研究所関連サイトディコ・デュ・ヴァンではペディグリーについての記載はありませんし、VIVC のサイトにもグエ、グエ・ブランとの関連性を示す文言はありません。

各サイトによるとフランスでは絶滅危惧種みたいですが唯一アリエ県の Montluçon モンリュソンで栽培されているとのこと。直近のデータではフランス全土の栽培面積僅か 9ha とのこと。ちなみに現在栽培されているとされるモンリュソンはワインで申し上げると IGP VAL DE LOIRE の範囲でありますが、その葡萄品種規定には存在しません。

然るに他の IGP Atlantique や IGP Haute-Alpes など(他にも多数)の葡萄品種規定にこの Gouget が存在するのは如何なものかと申し上げたい。

さてグエ、グエ・ブラン正式名称 HEUNISCH WEISS との関連ですが、ホイニッシュ・ヴァイスを母もしくは父のどちらかの「親」とする葡萄品種は 81 種類存在しますが、頭文字「G」から始まるのは GAMAY BLANC GLORIOD 、GAMAY NOIR 、GENOUILLET 、GORDIN GURGUIAT 、GRAISSE 、GROLLEAU NOIR 、GROS BLANC 、GUEUCHE NOIR 、そしてGUIGNARD DE SAINTOURS であります。

従ってこのグジェはグエ、グエ・ブラン正式名称 HEUNISCH WEISS ホイニッシュ・ヴァイスとは無関係の品種と云うことになるはずです。

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