ワインと葡萄

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Corbeau Noir
Corbeau N

素直に読むと「コルボー」、Forvo の発音はこちら。末尾の「N」から黒葡萄ですけどあまり馴染みのない名前であります。それもそのはず、新フランス葡萄品種のサイトからこちらをご覧下さい。

フランスはサヴォワ原産の品種とのことですがグラフを見ると 2011年のフランスでの全栽培面積は僅か 0.4ha とのこと。

別の画像を探そうと、元祖フランス葡萄品種のサイト左側のメニューから「Corbeau」をクリックしようと思ったのですが、あれあれ? コルボーがありません。

元祖のサイトに載っていないフランス葡萄品種って存在するのでしょうか?

そこでVIVC のサイトから「Corbeau」を検索するとこの品種の正式名称は CORBEAU NOIR であることが分かりました。ですが元祖フランス葡萄品種のサイトには Corbeau 自体が載っていない訳ですから当然コルボー・ノワールも載っていません。仕方なくグーグルで検索すると(葡萄品種を検索する時は「Cepage + 葡萄品種名」と入力すると発見が早いはず)一発でこちらが現れました。

元祖フランス葡萄品種のサイトではこの品種の登録名称を「Douce noire」としていた訳です。

ドゥース・ノワールを正式名称として採用するにはそれなりの理由があるはずですが、恐らくその経緯はこちらに詳しく書かれているはずです。長くなるので省略しますが興味ある方は翻訳ソフトを駆使して解読して下さい。このサイトのデータとして1958年フランス全土でのドゥース・ノワール栽培面積 962ha の内訳が次のように示されています。これは新フランス葡萄品種のサイトのコルボー1958年栽培面積と一致します。

SAVOIE : 499,09 ha
AIN : 300,77 ha

ISERE : 86,65 ha
DORDOGNE : 20,00 ha
LOT ET GARONNE : 9,00 ha
CHARENTE : 3,70 ha
HAUTE SAVOIE : 2,10 ha

1958年ではサヴォワ県と隣のアン県併せて 800ha も植えられていた訳ですからヴァン・ド・サヴォワの主要品種であった可能性が高いはず。フランスでその1958年に栽培禁止されたとあるのですが何故禁止となったのか明確な理由が掴み切れません。

さて葡萄品種の正式名称に関しては今の時点では世界的統一に至っていません。ですから正式であろうと思われる名称が2つに分かれることもあるはず。コルボー・ノワールはVIVC のサイト、単なるコルボーとするのは新フランス葡萄品種のサイト。ドゥース・ノワールを採用するのは元祖のサイトとこちら

フランス農学研究所のサイトはメンテナンス中なのか土曜日からアクセスできません。

さて現在この葡萄が使われるのは IGP ヴァン・デ・ザロブロージュ Vins des Allobroges 、IGP コトー・ド・ラン IGP Coteaux de l'Ain

温故知新、昔沢山栽培されていたコルボー・ノワールもしくはドゥース・ノワールはこれから先復活するのでしょうか?

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| 11:39 AM | comments (0) | trackback (x) |
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