ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

消えて無くなった VDQS Vins du Thouarsais
フランスのワイン法では VDQS (vins délimités de qualité supérieure)廃止に伴い、それまでに VDQS 指定されていた生産地は AOC に格上げされるか、もしくは IGP として扱われるかの二者択一と考えていたのですが例外も存在します。

ロワールの地域で申し上げるとアンジューのカテゴリーに属していた VDQS ヴァン・デュ・トゥアルセは AOC に格上げされず、また IGP にも移行せず、なんと消滅した模様です。

まず VDQS ヴァン・デュ・トゥアルセの場所はロワールのアペラシヨンの地図からアンジュー地区(黄緑色の部分)の16番であります。

VDQS 法律原本はこちら、コミューンの名前を列挙すると Deux-Sèvres ドゥー・セーヴル県の :

Bilazais ビラゼ(現在はOiron オワロンに併合された模様),
Coulonges-Thouarsais クロンジュ・トゥアルセ,
Luché-Thouarsais リュシェ・トゥアルセ,
Luzay リュゼ,
Massais マセ,
Maulais モーレ(現在はテーゼに併合),
Missé ミセ,
Oiron オワロン,
Pas-de-Jeu パ・ド・ジュ,
Pierrefitte ピエールフィット,
Rigné リーニェ(現在はモーゼ・トゥアルセに併合),
Saint-Jacques-de-Thouars サン・ジャック・ド・トゥアール,
Saint-Jean-de-Thouars サン・ジャン・ド・トゥアール,
Ste-Gemme 正確にはSainte-Gemmeサント・ジェム,
St-Varent 正しくはSaint-Varent サン・ヴァロン、
Taizé テーゼの各コミューン。

INAO のサイトからコミューン別のアペラシヨンを検索すると上記のすべてのコミューンでワインを生産してもアペラシヨン、IGP は名乗れないことが分かります。となれば、最後の手段は以前の VIN DE PAYS DU JARDIN DE LA FRANCE の後継 IGP を名乗ることが出来るのでしょうか?

こちらをご覧下さい。ヴァン・ド・ペイ・デュ・ジャルダン・ド・フランスは 2007年5月10日その法令は廃止され、その代替として Vin de Pays du Val de Loire が成立して現在 IGP Val de Loire が有効になっているのですが、残念ながらその範囲にも上記のコミューンは含まれていません。

こちらをご覧下さい。ヴァン・デュ・トゥアルセの名称でワインを生産・販売していた主な2業者がアペラシヨン・アンジューを付与して欲しいと懇願している様子であります。

ワインを造るにも政治力がある程度必要なのでしょうね。

| ワイン雑感 |
| 04:41 PM | comments (0) | trackback (x) |
コメント

PAGE TOP ↑
コメントする








絵の中の文字を入力して下さい:



PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインとピアノのある部屋::消えて無くなった VDQS Vins du Thouarsais
All Rights Reserved./Skin:oct