ワインと葡萄

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Syrah シラー
フランスはローヌを代表する黒葡萄品種ですが 1998年、1999年に判明したのは2つの葡萄品種の自然交配種であったことです。

父方に当たるのが DUREZA という黒葡萄品種、母方が MONDEUSE BLANCHE、名前からお分かりの通り白葡萄品種であります。
ではデュレーザ、モンドゥーズ・ブランシュとはどんな葡萄なのでしょうか?

まずはデュレーザからご覧ください。フランス原産の黒品種ですがこちらにその詳細と画像があり、このデュレーザという品種は絶滅の危機に瀕していると云うことです。この種に近い品種としてイタリアの le teroldego の存在が知られていますがテロルデーゴと発音するのでしょう、この品種についてはこちらをご覧下さい。

母方のモンドゥーズ・ブランシュはフランスはサヴォワ地方原産で似た名前のモンドゥーズ・ノワールとは全く無関係の葡萄品種とのことです。こちらをご覧ください。シノニムは次の通り

AIGRE BLANC
BLANC AIGRE
BLANCHE
BLANCHETTE
COUILLERI
DONGINE
DONJIN
JONGIN
JONVIN
MOLETTE
PERSAGNE
SAVOUETTE

尚、サヴォワのセイセルに使われる葡萄品種モレットはこのシノニムとは無関係です。でもモンドゥーズ・ブランシュのシノニムの一つであるということはモレット種とよく似ていてこの2つの品種は混同されがちであるということ。

シラーはこれら2品種の自然交配と云うことですのでいつ生まれたのかは定かではありません。

さて話を葡萄品種シラーに戻します。シラーのシノニムは75例報告されていて、似たようなスペルが多いのは名前の伝達に支障があったためと思わざるを得ません。
例えば ERMITAGE と HERMITAGE や MARSANNE NOIR と MARSANNE NOIRE そして MARZANE NOIR、さらには PETITE SIRAH、PETITE SIRRAH、PETITE SYRAH、 PETITE SYRAS など PLAN DE LA BIAUNE、PLANT DE BIAUNE、PLANT DE LA BIANNE、 PLANT DE LA BIAUNE そして SCHIRAS、SCHIRAZ、SHIRAS、SHIRAZ、SHYRAC、SIRAC、SIRAH、SYRA とそれぞれ似たようなシノニムばかりであります。

ここで注意しなければならないのは「プティ・シラー」と呼ばれる現在ではカリフォルニアやオーストラリアそしてニュージーランドで主に栽培されている品種と混同しないことです。このプティ・シラーと呼ばれる葡萄品種の正式名称はデュリフ Durifフランス原産の葡萄品種。こちらは本家シラーと Peloursin プルールサン(ペルールサン)の人工交配種でありますが原産地のフランスでは殆ど見掛けません。


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