ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

7月23日の続きです。
繰り返し申し上げますが旧の法律ではAOCブライの白ワインの主要品種はユニ・ブラン。これは隣の県、シャラント・マリティーム県で多く栽培されるコニャックの主要品種でもあります。

これに対して旧AOCコート・ド・ブライは白ワインのみのアペラシオンで主要品種はコロンバール。これもユニ・ブラン同様隣のシャラント・マリティーム県コニャックの主要品種でありますがこの2つには大きな違いがあります。

先ずユニ・ブランはイタリアはトスカーナのトレッビアーノと同品種という、イタリア原産の品種であり、コロンバールは古代品種グエスとシュナンの交配種と考えられる元々フランス原産の品種であります。

新しい法律ではこの原産国の異なる2品種を両方使って旧ブライでもなく旧コート・ド・ブライでもない両者のミックスとして新AOCコート・ド・ブライを誕生させた訳であります。

またデノミナシオン・コート・ド・ボルドー・ブライの白ワインは旧AOCプルミエール・コート・ド・ブライの白ワインと考えておられる方が多いようですが、葡萄品種に関する記述は微妙に異なります。

新法では
b) Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
― cépages principaux : sauvignon B, sauvignon gris G, sémillon B et muscadelle B ;
― cépages accessoires : colombard B et ugni blanc B.
b) Vins blancs :
La proportion de l'ensemble des cépages accessoires est inférieure ou égale à 15 % de l'encépagement.

一方旧法では
Pour les vins blancs
: Cépages principaux :
Sémillon , Sauvignon , Muscadelle

; Cépages accessoires :
Merlot blanc, Colombard, Ugni blanc.

Le pourcentage global de ces cépages accessoires ne pourra dépasser 30 p. 100 dans l'encépagement de chaque exploitation. Par le terme " encépagement ", il faut comprendre l'encépagement de l'ensemble des parcelles produisant le vin de l'appellation considérée, pour la couleur considérée.

主要品種は一つ増えたように思われるかも知れませんが旧法の「Sauvignon」はソーヴィニョン・ブランとソーヴィニョン・グリの2種は許容されていたはずですので問題ありません。むしろ補助品種のメルロー・ブランが新法では削除されているのが問題でしょう。

ちなみにメルロー・ブランは黒葡萄のメルロー(メルロー・ノワール)とフォール・ブランシュの交配で出来た品種です。

念のため現在はなくなってしまったAOCプルミエール・コート・ド・ブライの原本の魚拓はこちらをご覧下さい。

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