ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

La Dame de Montrose 2007 AC Saint-Estèphe
2009年のボルドー、クリュ・クラッセのプリムール価格をご存知でしょうか? こちらなどで吹聴しているようですが、こんな価格を「尤もだ」などと肯定するから「ファー・イースト」と馬鹿にされる訳であります。

プリムールのワインがどういう流通をするかご存知ない方がほとんどな訳ですから、マスコミはこのようなユダヤ人による価格つり上げ商法に断固として反対すべきであります。

ボルドーのネゴシアンによる価格操作は昔から右肩上がりばかりではありません。プリムールより上がることもたまにはありますが、こんな馬鹿げた価格の時は実物が流通し始めたら大幅に下落することが多いのです。

ユダヤの商法は価格が上がったり、下がったりすることによりその差額を利益として発生させる訳ですからずっと上がり続けることは殆ど無いと云って過言ではないはず。

さて、ボルドーの著名なシャトー・ワインなど滅多に購入することはありませんが、まだセカンドならまともな価格で買えるので試してみることに。

慣れ親しんだモンローズのセカンドと思いきや、あれあれシャルモリューの名前がありません。シャトー・モンローズといえば歴代シャルモリュー・ファミリーがその経営に携わってきたはずなのに・・・・

表のエチケットはシャルモリューの名前もなければAOCの表示もありません。
ならば裏ラベルはどうか?

そこには「えーっ?」と誰もが疑うであろう人物の名前が印字されています。

Jean-Bernard Delmas Gérant とありますので、かの一世を風靡したオーブリオンの元醸造長ジャン・ベルナール・デルマ氏が管理者(支配人)をしているのです。

で、調べてみるとこちらに詳しく書いてあります。

最近はシャトーの転売が相次ぎ誰がどのシャトーの所有者か、サッパリ見当が付きません。物の本などハッキリ申し上げて全くアテに出来ません。今現在誰がどのシャトーの所有者で誰がワインを造っているなどの情報はネットに頼らざるを得ない状況であります。

このサイトはボルドーばかりでなくロワールやシャンパーニュ、そしてイタリアワインなどについても記述があり信頼性はかなり高いので参考になると思います。

バーガンディ・リポートと共に役に立つサイト思いますが如何でしょうか。

さてこのシャトー・モンローズ、大金持ち兄弟の所有で造り手は大ベテランのデルマ氏となれば今後が期待出来そうであります。

ですが私の経験上、グラン・ヴァンのモンローズは出来、不出来の差が大きいシャトーであり毎年安心して買うことの出来たグリュオー・ラローズなどと違って、とにかく一度飲まないと買えないシャトーだった訳です。

遅くなりましたが開けてみましょう。


さすがは1855年格付け第2級のシャトー、キャップシールはズッシリ重い錫箔、コルクも大変良質の天然物で長さは約49.5㎜とケチっていません。液体に触れた部分だけが赤紫色に着色して、横には全く漏れだそうとした形跡がありません。

コルクを抜いたときサンテステーフ特有の硬い香りがしますが、同時に上品なワインだけが持つ高貴な香りも愉しむことが出来ます。

グラスに注ぐと大変綺麗な赤紫色、所謂艶のある色で色自体はそんなに濃厚ではありません。

香りはカベソーが多いことが分かる程度でキツイ刺激などありません。

口に含むと想像以上に柔らかく、甘酸のバランスも取れており既に飲み頃と申し上げても良いと思います。

若いワインなので澱など無いと信じて疑わなかったのですが、ボトル半分程度で少しザラツキを感じました。アレッと思ったのですがかなり澱が発生しています。

今すぐ飲んでもサンテステーフの好きな方には悪くないはず。抜栓後しばらく立てておき、デカンタして飲まれることをお薦め致します。

今が一番の枝豆、ローストビーフにレタス、高知県産のフルーツトマトなどと合わせましたが私には大変美味しく感じました。
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| 11:50 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
実物が流通し始めたらプリムール価格より大幅に下落することが多い。恐ろしい。高値つかみですね。私はこのブログに取り上げられて、美味しい、とGeorges師が評価するワインを購入するようにしています。まったくもってありがたいブログです。
| higemaster |2010/07/28 05:10 PM |
higemaster殿

いつもご投稿有り難うございます。

ワインは嗜好品ですので私が美味しいと判断しても人により好みが違う訳ですから・・・

ただ好みの合う人はそれなりに集まるというのは事実です。

(殆ど偽物ばかりですが)DRCを好んで飲む方もおられますし、有名なシャトー物しかお口に合わない方も大勢居られます。

知らないモノは実物を飲んでみないと・・・ と仰る向きは、気持ちは分かるのですが、実際世の中そんなに甘くないのが今までの経験であります。

お高いワインより確かな本物、まだ名の知れないワインは星の数程転がっているはず。

ブログでご紹介するのは本の一例であり、ホンマに美味しいヤツはワイン大学定例会でコッソリと^^
| Georges |2010/07/28 05:58 PM |

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