ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Bolaire 2006 AC Bordeaux Supérieur
2005年のこのワインはこちらでご紹介しましたが、ボトルの形状は肩の張ったアンティークタイプから一般的な「ボルドレーズ」へと変わりました。

ラベルですが2005年ヴィンテージと比較するとマルゴーという文言が消えボルドーに置き換えられています。

残念なことに、このシャトーの持ち主ですが何と44歳の若さで他界してしまいました。

読売オンラインのこちらでその訃報が伝えられていますがごく最近のことです。

人間の一生は分からないものです。

さて2005年は税別3,000円という価格だったのですが円高の恩恵を受け2006年と2007年は何と2,000円と大幅にお安くなっています。

生産者のサイトからシャトーの場所はこちらをご覧下さい。

赤いマークが3つありますが、一番北にポツンとあるのがシャトー・ベル・ヴュー、下の方に2つ並んでいる左側がこのシャトー・ボレール、お隣はシャトー・ド・ジロンヴィルです。いずれもこの生産者の所有するシャトーですが、サイトではこの生産者の逝去について何も書かれていません。

このサイトはいずれ消されてしまうかも知れませんので魚拓を取って保存しておいた方が良いかも知れませんね。



開けてみましょう。

キャップシールのトップはキンキラ^^、ちょっと成金趣味ですが・・・

コルクにも大きくシャトーの名前が印字されています。自己顕示欲の強い生産者だったのかも知れません。

コルクを引き抜くとマルゴーみたいな繊細な香りが飛び出してきます。マルゴーみたいと形容するのはどこか脆弱な、壊れそうなところがあるのがその特徴であるからです。

2005年ヴィンテージと比較すると色はそんなに濃くはありませんが綺麗な赤紫色を呈しています。味わいは刺激的成分もなく上質の樽、よく熟した果実が感じられ悪くありません。

歴史的にアペラシオン・マルゴーが制定されたのはメドック、オー・メドック、サン・ジュリアン、サンテステーフの定められた1936年11月14日から遙かに遅い1954年8月10日のことです。

ムーリが1939年、ポーイヤックが1941年ですからそのあと10年以上は単なる「オー・メドック」でしかなかったのがこのマルゴーなのです。

アペラシオン・マルゴーは女性的とか云われますが実は特徴的に掴み所のないと云うか、味として統一性がないからマルゴーというアペラシオンをなかなか付与することが出来なかったと考えます。

例えばサン・ジュリアンやサンテステーフのワインはハッキリとそれと分かる特徴がありますがマルゴーはハッキリ申し上げて味や香りにバラツキが多い。シャトーによって味・香りに統一感がありません。

このシャトー・ボレール(畑はマコー)はアペラシオン・オー・メドックをで名乗ることも可能なはずですが、敢えてボルドー・シュペリュールとして販売されています。

ですが風味そして味はマルゴーの中堅どころと比較してもかなり似通っており、遜色はないように思われますが如何でしょうか。
| ワイン日記 |
| 11:23 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
2000円がマルゴーの中堅どころと遜色ないとは、お買い得ですね。アペラシオン・マルゴーは好きくないという、お客様にも教えてあげようっと。
| higemaster |2010/07/09 05:00 PM |
higemaster殿

ようやくパソコンアドレスからの転送で携帯にメルマガが受信出来るようになりました。

このオーナーさん、残念なことに心臓発作でお亡くなりになりました。

有名になる前に・・・
| Georges |2010/07/10 04:49 PM |

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