ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Saumur Cuvée Vent du Nord 2009 Domaine des Guyons
ソミュール・ブラン、キュヴェ・ヴァン・デュ・ノールの2009年、生産者は話題のル・ピュイ・ノートル・ダムに住んでいるフランク・ビモンと奥様。ドメーヌの名前と生産者の氏名に相違があるのはロワールでは普通のことであります。

さてソミュールのアペラシオンを理解するのは至難の業と云うことをご存知でしょうか。

何がややこしいのかと申しますとソミュール・ブラン、ソミュール・ルージュ、そして泡、そして新しく定められたソミュール・ピュイ・ノートル・ダム(赤ワインだけ)は重なるところもありますが、それぞれその範囲が異なること、剪定も異なることなど細かい規定がある訳です。

先ずこの白ワインですが、ロゼ・ワインのアペラシオンであるカベルネ・ド・ソミュールと全く同じで、メーヌ・エ・ロワール県の27コミューンとドゥー・セーヴル県の2つのコミューン、そしてヴィエンヌ県の9コミューンがその範囲であります。地図はこちらをご覧下さい。

またこちらの地図をご覧頂くとソミュール・ムスーの範囲と併記されていますので良くお分かり頂けると思います。泡の造られる範囲は西に広くのびている訳です。

ところが赤ワインに関してはソミュール・ルージュと新しいソミュール・ピュイ・ノートル・ダムに分かれており普通のソミュール・ルージュはメーヌ・エ・ロワール県の20コミューン、ドゥー・セーヴル県の2コミューン、ヴィエンヌ県の9コミューンですが、ピュイ・ノートル・ダムが付く方はメーヌ・エ・ロワール県の12コミューンとヴィエンヌ県の5コミューンだけとかなり範囲が狭まっております。

また赤ワインはこの他にソミュール・シャンピニーが存在し、ソミュールとは別の独立したアペラシオンですからますます複雑になる訳です。


尚このアペラシオン・ソミュールについてはこちらにまとめて書いてありますのでご覧下さい。但しコミューンの数などは実数ではないことがありますのでご注意下さい。

さて開けてみましょう。

コルクはかなり太いのがお分かり頂けると思いますが、瓶詰め後そんなに時間が経過していないことが分かります。

コルクを抜いた瞬間に感じるのは柑橘系の香り+ライチーのような香りです。よくある麦わらのような所謂「シュナン臭さ」は全くありません。ロワールの特にこのソミュールに馴染めない人が多いのは昔のワインのあの麦わら臭さが原因ではないでしょうか?

グラスに注ぐと全く泡立ちなどありません。炭酸ガスもなければ残留亜硫酸も微塵もありません。
色はごく普通の青みがかった薄い黄色でしょう、そんなに彩度は高くありません。

味わいは実に爽快ながらしっかりとしたコクがあり、食べ物を邪魔するようなクセはありません。シュナン・ブランの良さをご理解頂ける典型的な白ワインだと思いますが如何でしょうか。

スーパー・マルヤスの朝採りレタスはお安いですけどとても美味しい。特売のサーロインは大蒜オイルでソテーすると柔らかく、味は悪くありませんが香りに乏しいのが残念。ワインは意外にも良く合います。

昆布出汁をとり、昆布を引き上げ厚削りの鰹節を大量に投入、30分かけて濃い目の出汁をとり、泉州産新玉葱、フルーツ人参、特売の豚の肩肉薄切りを放り込んでアクをすくい、5分程度煮て火を消してから味噌を溶き入れます。隠し味は日本酒だけですが、とても美味しい豚汁の完成です。万能葱の小口切りに茗荷を千切りにしてトッピング、ワインにとても良く合います。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:50 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
このワイン、08年は、昨年品切れして、途中で買えませんでした。お安くて美味しいですものねー。また、買おうっと。ひょっとして、このブログの影響で市場から玉が無くなるのかも。
| higemaster |2010/05/30 04:56 PM |
higemaster殿

ご投稿有難うございます。

あるときにご購入をお勧め致します。

私のブログではそんな影響力など考えられませんけど。
| Georges |2010/06/01 12:23 AM |

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