ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Marsannay 2008 Rosé Domaine Philippe Charlopin-Parizot
マルサネ・ロゼ、昔は単独でアペラシオンを名乗ったこともあったはずですが今はアペラシオン・マルサネ。即ちワイン名称は「マルサネ・ロゼ」ですがそのアペラシオンは何かと聞かれたら単なる「マルサネ」であります。

そのアペラシオン・マルサネの範囲はというと大変広く、マルサネ・ラ・コートのコミューン以外に南隣のクシェ(Couchey)、北隣のシュノーヴ(Chenôve)と3つのコミューンに跨っています。

もっともシュノーヴの面積は僅かですが、クシェではかなりの部分がアペラシオンの範囲であります。

次に意外と知られていないのはその範囲がマルサネの赤白に指定されている畑とマルサネ・ロゼの畑と分けられていると云うことです。

バーガンディ・リポートのサイトからこちらをご覧下さい。いつの時点の地図かは分かりません。「Chenôve」のはずが「Chénove」になっていますがそれはさておいて、肝心なことは大半を占めるのはマルサネ・ロゼの畑であるということ。

ところがルイ・ジャドーのこちらの地図をご覧下さい。2001年のものと思われますがこちらではその大半がロゼではなく、マルサネの赤・白用の畑となっています。

先日取り上げたマルサネ・ルージュの「Les Échezots」ですがこれを「Les Echézeaux」と同一のものと解釈すれば後者の地図が正しいものと思われます。

片方が間違いなのか、あるいは時と共に範囲が変わったのか、ご存知の方が居られたらご教示頂きたいと思います。


さてこのワインコルクを抜いても全く香りらしきものが漂ってきません。

グラスに注ぐとロゼと云うよりカリフォルニアのブラッシュ・ワインみたいな薄い色、また色調も貧相というか玉葱の皮のような色なので感心しません。

口に含むと甘くはないのですが水っぽい。食事を邪魔する成分もなければ旨味成分も殆どありません。

これが名だたる生産者の造るロゼとはとても申し上げにくいと私は思います。

店頭小売価格で2,000円を遙かに超える設定ですが、ロゼとして飲むならローヌのタヴェルの方が価格的にも味的にもよろしいかと・・・。

人には色々好みは違うでしょうけど私がロゼワインに求めるのは色の美しさであります。桜の季節はほぼ終わりますが、この季節にロゼは似合うはず。グラスに注ぐとき仄かな良い香りと共に艶めかしい色を呈するロゼこそ最高のロゼ・ワインと申せましょう。

その意味でお薦めはボーモン・デ・クレイエールのシャンパーニュ・ロゼ。2003年ヴィンテージは色・香り共に最高の状態を保っていると私は思います。
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| 11:50 PM | comments (1) | trackback (x) |
コメント
Charlopin-Parizot 再びの登場になりますが、先日George さんが仰った事が私の中でも現実になりました。実は先の週末にストックから2本出して開けたのですが、1日目にここのドメーヌのEchezeaux 1998 を開けたのです。全体にピントが甘く、酸が弱く構造が緩い印象で、変な甘さが目について、くどく感じました。余韻もそれなりという感じで、一言でいえば、面白くないという事でした。しかも、こんな造りのBourgogne が確実に増えていると思うと気が重くなります。
それでも、翌日は Hermitage Cuvee des Miaux 1995 / Ferraton Pere et Fils に救われました。
力強さはあまりありませんが、酸の出方もなかなか良くて、スパイシーで結構複雑さがあり、エレガンスと余韻もほぼ期待値に近く、Hremitage としてはほぼ合格点という感じでした。
| Blairfindy1号2号 |2010/04/27 01:59 PM |

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