ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Lestage Simon 1995 AC Haut Médoc
ラベルの皺を伸ばそうと思ってお湯につけておりましたが、糊が違うのでしょうか全く剥がれません。1980年代のラベルは水につけただけで簡単に剥がれたのですが最近のはシャンパーニュと同様の糊を使っているみたいでラベルを剥がすことなど不可能みたいですね。

尤も偽造ワインの防止には役立つはずであります。

さて、この生産者シャルル・シモン氏とは1998年だったでしょうか、香港ヴィネスポでお会いしたことがあります。風貌はまるで猿の惑星に登場した人物そっくり、コルクのケースに入ったソムリエ・ナイフをプレゼント頂き、今も大切に保管しております。

そこで議題になったのが当時単なる翻訳者であった女性がワイン・インポーターをはじめ「バレル・セレクション」なるワインを売り出していた事柄でありました。

そのバレル・セレクションのリストの中に存在したのが確かこの1995年のシャトー・レスタージュ・シモン。

しかし生産者であるシャルル・シモン氏はその存在を完全に否定したのでありました。

その女性は他人の資本で会社を立ち上げたみたいでした。

その後社長を解任され別会社を立ち上げ現在に至るようですが、当時はワインの本の翻訳が主たる仕事のはずですから、ワインの輸入など全くの素人同然ではなかったでしょうか。

私は全く信用しておりません。


さてワインは漏れ寸前ですが、辛うじてそれは免れた様子です。

キャップシールには誇らしげに当時の生産者シャルル・シモンのお名前が見られます。

先程のエチケットの右下の方にもそのお名前を読み取ることが出来ますね。

ところがムッシューは確か2000年ヴィンテージを最後に他界されてしまいました。当時活躍されていたメートル・ド・シェもお辞めになりました。

シャトー・レスタージュ・シモンが有名になったのはすでに故人となってしまったジャン・クロード・ヴリナ氏のおかげであります。

彼の店で愛されたワインは他にも沢山ありますね。もちろんかのアンリ・ジャイエもその代表的銘柄です。

現在もシャトー・レスタージュ・シモンは存在するはずですが、未亡人はシャトーを引き継ぐことなく他人に売却、昔の味を望むことは無理でしょう。

ワインはしっかりした果実味が残っており、適度な熟成香も出てきてちょうど飲み頃を迎えています。

鹿児島産黒毛和種4番のマルシンを適当な大きさに切りサイコロステーキに。また合鴨ロースを一枚皮に切れ目を入れ塩胡椒して鋳鉄のフライパンで焼きます。

ですがワインとの相性は今ひとつ。

やはりこのワインには子羊の香草風味のローストが似合いそうです。
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| 11:50 PM | comments (0) | trackback (x) |
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