ワインとピアノのある部屋

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Champagne Vilmart & Cie Grande Réserve Brut NV
シャンパーニュ・ヴィルマールのグランド・レゼルヴ、ランスのすぐ南に位置するRilly-la-Montagne (リリー・ラ・モンターニュ)に本拠を構える栽培生産農家で、畑はそのコミューンと西隣のVillers-Allerand (ヴィレ・アルラン)に11ha 所有しているとのことです。

生産量僅か90,000本程度の小さなRMですが、新聞社などは大きく取り上げられていますね。グラン・クリュのコミューンでもあるまいし一般常識とはかけ離れた価格体系を取っているのが、私からすれば異常であります。

生産者のサイトから歴史を見てみましょう。

創立は1872年、Desire Vilmart がシャンパーニュの会社を始めたとなっていますが、自社畑は持っておらず畑を所有したのは1890年と書いてあります。

次に現在の葡萄畑は上にも書きましたが2つのコミューンに11ヘクタールで、その構成はシャルドネ60%、ピノ・ノワール37%そしてピノ・ムニエが3%と明記されています。

然るにこちらのサイトをご覧下さい。全く異なる数値を並べ立てています。ワインに関わる人々はこのサイトをよくご覧になっているようですが、実は間違いだらけであまり信用出来ません。何回か指摘したのですが返事など一切ありませんし、もちろん訂正などされません。

2代目はCharles Vilmart で1902年に跡を継いでおり、3代目が現在の当主 Laurent Champs のお祖父さんにあたる Renan Vilmart であり1930年に引き継いでいます。

ヴィルマールのシャンパーニュはその代で地域的には有名になったとあり、その娘 Nicole が葡萄畑で働く者の一人 René Champs と結婚してからそれまでの製造方法を根本的に見直し、樽による醗酵・熟成を伴うシャンパーニュ造りへと変化させた訳です。

その後1990年からは息子の Laurent Champs が加わり、新樽の 225l という小樽での醗酵・熟成(私に云わせばジャック・セロスの真似)をやり始め、国際的な販路を持つようになったとあるので、この息子が評論家と結託した可能性があると見ました。

こちらの冒頭にもその評論家の名前が出てますね。またお笑いなのはグランド・レゼルヴのセパージュ、全く逆なのに飲んで気付かなかったのか私は不思議に思います。

ちなみにヴィルマールの上級キュヴェ「グラン・セリエ」がシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%であります。新聞のワインに関する記事とはこの程度であることを認識頂ければ如何でしょう。

次に、正規輸入元と書いてある輸入元の紹介ページをご覧下さい。

まず驚くのは当主の名前を間違っていること、ローラン・ヴィルマールではなくローラン・シャンではないか、その後養子縁組でもしたのかは知りませんけど。

また細かいところの脱字、創業年の間違い、ドザージュをドサージュと書くなどワインの知識に関する認識不足、畑は2つのコミューンだけなのにややこしい表現法を用いるなどこの生産者を本当に理解しているのか、かなり疑問であります。

この生産者、今や時代遅れの垂直型プレス機を使用するなど、美味しさを追求すると云うよりただの物真似ではないかと私は疑いを持ちます。

ですが、このシャンパーニュ、グランド・レゼルヴ、別に飲んで不味いという訳ではありません。マロラクティック醗酵をしないシャンパーニュとしてはごく普通であり、若干酸っぱい程度。味のレベルで申し上げるとせいぜい13.50 € 、別に突出した代物ではございません。

生産者のサイトですがフランス語版にはなく英語版に見慣れない表現があります。

まずトップページから英語を選択、左のメニューから「Tradition and Know-How」をクリックして文章を読み進めると「Maturation on “lies”」の次の章「Shaking」をお読み下さい。フランス語でしょうか「Poignotage」で始まる文章、こんな荒っぽいことを実際やっているのでしょうか?
| ワイン日記::フランスワイン |
| 10:15 PM | comments (2) |
コメント
うほほー。間違いだらけのサイト群。Georgesさんご指摘なさっても無視されますか。というより、答えれないのかもしれませんね。昔、間違いだらけの車選びという本がありましたが、Georgesさん、間違いだらけのワイン本が余裕で書けそうですなー。
| higemaster | URL | 2009/11/19 04:53 PM | Olsc/FuM |
higemaster殿

特に目立つのは知識が殆ど無いまま、ワインを輸入する会社を立ち上げたところのサイトでしょうか。

間違いを分からないまま、恥曝しなサイトを継続させておられます。

ワインをそこそこ分かっている会社ですとすぐ訂正されるのですが・・・。

最近は馬鹿らしくなって指摘するのを控えておりますが・・・。
| Georges | URL | 2009/11/23 06:05 PM | vp.qXmRA |

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