ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Côtes du Jura Chardonnay Fleurs 2007 Domaine Alain Labet
コート・デュ・ジュラ・シャルドネ・フルールの2007年ヴィンテージ、造り手はジュラの頑固親父アラン・ラベ氏です。

まず有名ドメーヌのブルゴーニュや格付けのボルドーのシャトーとは違い、普通一般には殆ど知られていない生産地なので偽物を造る輩はいないと云うこと。

これって意外に大切なことなのです。

ワインを飲む人口は世界的に見ると桁違いに増えていて、それと同時に偽物の蔓延りようも凄まじいのです。

5万円あるいは10万円、否それ以上の投資で手に入れたワインが偽物であるはず無いと信じて疑わないのももちろん自由でありますが、世の中そんなに甘いものではございません。

実際ボルドーものは信用のおけるネゴシアンから買っても、ブルゴーニュからは手を引いてしまった輸入業者が実在します。

評論家がいくら高い得点を付けたところで偽物なら何ら価値はありません。

お高い価格さえ支払えば本物が手に入ると信じている人が多いのはワイン後進国だけのお話であり、例えばフランスの良心的なレストランのソムリエの多くは、生産者との直接取引以外にワインを仕入れることはありません。

我が国の多くの輸入業者のようにブローカーを介在させると云うことはほとんど無いのが実情です。

フランスのジュラ地方のワインは世界的にも殆ど知られていないので偽物が流通することもないのです。偽物を造る業者はもちろんお金儲けが目的ですからお安いワインの偽物は造りません。

私は末端価格で100ドルを超えると偽物ワインが造られると申し上げて参りましたが、今では70ドル程度のものまでその可能性を疑った方が良いと思われます。

また超有名生産者の単なるACブルゴーニュのフェイクもかなり出回っていると聞きましたので、売れっ子生産者はそれ以下の価格のものでも注意が必要と云うことでしょう。

さてこのワイン、INAOの定める分類ではブルゴーニュと同類に属します。場所もそんなに離れておらず、葡萄品種もシャルドネですのでブルゴーニュの白ワインと変わりません。

葡萄栽培はビオロジックで化学薬品の散布や化学肥料の使用も殆どありません。味わいは極めてピュアなシャルドネ本来の味であります。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:50 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
1万円以下でもフェイクの可能性があるなんて…、うぅむ。無名で美味しいのを探すのがますます必要になってきますなぁ。
| higemaster |2009/08/30 04:29 PM |
higemaster殿

とにかく流行を追わないことだと思います。

まず誰が流す情報かということをお考え頂きたいと思います。我が国の場合、飲む側からの提案など微々たるものではないでしょうか? 殆どの場合巧妙に仕組まれた売る側の情報ばかりです。

「あの人も旨いと云っている・・・」云々のブログに反応する人の多いこと。

好みは人それぞれ違うので、そう同じものが他人にも受け入れられるとは思わないのですけど。
| Georges |2009/09/01 05:38 PM |

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