ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Marsannay 2007 Domaine Henri Richard
ブルゴーニュはジュヴ・シャンに本拠を構えるアンリ・リシャールの赤ワインです。

アペラシオンはマルサネ、昔はロゼとして有名だったのですが今は赤・白そしてロゼの3種類が存在します。

しかし法律上はがアペラシオン「MARSANNAY」、ロゼは独立したアペラシオン「MARSANNAY ROSÉ」となっており注意が必要です。

これは元々このマルサネという地域はロゼでその名を馳せ、ブルゴーニュ・ロゼ・マルサネから発展したからであり、法律上AOCとしてこれらがアペラシオン・マルサネ、アペラシオン・マルサネ・ロゼとして認められたのは最近のこと(1987年5月19日)であります。

今でこそ、このアペラシオンの名称は広まったものの、昔からワインに親しんでいる人の多くは、マルサネにロゼ以外のワインがあるとは知らないままかも知れません。

ところでこのワイン、流行の(と云うかひとつのカテゴリーとなった)有機栽培葡萄を原料に造られたものでエチケット右上にABマークが印字されています。

最初に輸入されたときはこんな表示はなかったはずなのですが・・・。

さて、この生産者をご存知ない方も大勢居られるでしょうから輸入元の説明をご紹介します。

1938年にアンリの父ジャン・リシャールが設立したドメーヌ。現在はアンリの娘マルガリット・バスチャンが運営しています。

所有畑4ha弱のこの小さなドメーヌの変革期は1992年。パトリック・マロワイエ氏を栽培・醸造責任者として迎え入れてからです。

「生産者の派閥を超えて誰からも尊敬される」と言われるマロワイエ氏は『モンジャール・ミュニュレ』や『ピエール・ダモワ』でも醸造長として活躍した経歴の持ち主。

「良いブドウが自分から良いワインになる」をポリシーに畑仕事を非常に大切にし、季節によっては土日でも畑で仕事をする程です。

2000年には有機栽培を、2001年にオー・コルヴェの畑でビオディナミを開始。2005年には 『エコセール』の認証を取得 。

『ルネ・ブヴィエ』や『ニコラ・ポテル』といった小規模の優良ネゴシアンにブドウやバルク販売もしています。


とりあえず開けてみましょう。

コルクはご覧の通り、横漏れなど一切ありません。液体に触れた部分の色付きはそこそこ。

香りはごく自然なピノ・ノワールのアロマで妙に艶めかしくはありません。

味わいはきつい酸や残糖分など全くありませんが、今までのヴィンテージと比べると明らかに味密度が低い。

これはヴィンテージを素直に表現しているのでしょう。

何もかも濃い色、濃い味、強い香りを求める人たちは別としてブルゴーニュの場合はヴィンテージごとの味わいの違いを正直に表してくれるワインの方がむしろ私は有り難いと思います。

このワイン日本料理全般と大変相性が良いのでご存知ない方はお試し下さい。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:50 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
味を統一化せず、ヴィンテージによって変化する。ワインの醍醐味でもあります。手造りの日本酒、芋焼酎にもこの事は言えます。
| higemaster |2009/07/30 05:43 PM |
higemaster殿

このワインと云うかこの生産者は私の好みどす。

ですからしつこく買い続けまっせー^^。
| Georges |2009/07/31 06:04 PM |

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