ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Reynon 2007 AC Bordeaux
一見してこのエチケットがINAOの要件を満たしていない事が分かる人はワインに相当詳しいはずです。不必要な事は結構書いてありますけどね。
シャトー・レイノン、著名なボルドー大学醸造学のスペシャリストで数多くのシャトーのコンサルタントを務めるドニ・デュブルデュー教授が自ら経営するシャトーであります。

生産者のHPはこちらですがこのシャトー以外に実に数多くのワインを造っている事が分かります。
帆船のエチケットで知られるクロ・フロリデーヌやソーテルヌの格付けシャトー・ドワジ・デーヌなどもこちらの経営となっています。

シャトー・レイノンに関するHPはこちらで更に詳しいこの白ワインの詳細についてはこちらをご覧下さい。

輸入元の裏ラベルにはソーヴィニョン88%、セミヨン12%となっていますが生産者のサイトには85:15と数値が異なっています。ヴィンテージによって多少の違いがあるため詳しくサイトに目を通すとこちらが出てきました。

2007年ヴィンテージのセパージュは85 % Sauvignon, 15 % Sémillon が正しいことが判りました。
開けてみましょう。キャップシールは残念ながら安物アルミのツーピース、トップには納税払い済みを示す証紙でしょうか、印刷されているように見えます。コルクはACボルドーとしては非常に良質の天然物で長さも十分^^! グラスに注ぐと若干の残留亜硫酸は感じるものの気にしなければならない程の問題はありません。

色は想像よりは薄い目ですがハッキリ分かるグリーンの色が新鮮です。香りは透明感のある柑橘系でホワイト・グレープフルーツにレモンをプラスしたような芳香であります。

味わいはとてもクリアーで爽やか、樽とは無縁の白ワインで私にはピッタリ!

ホワイトアスパラの極太を頂いたので表皮をピーラーで綺麗に取り除きフルール・ド・セルと白胡椒を馴染ませエクストラ・ヴァージンと醗酵バター(無塩)でじっくりソテーします。

産地は違いますが魚沼のグリーン・アスパラは塩茹でしてマヨネーズとマスタードで。

両者ともこの白ワインとは良く合います。


さてこの生産地ですが正確には日本語に表記するとしたら「Béguey」、「ベゲイ」か「ベギュエイ」でしょうけど、位置的にはボルドー市内からガロンヌ川を遡って25㎞程度のガロンヌ右岸になるので普通ならアントル・ドゥー・メールの範囲かなと思うのですが、もしこの「Béguey」が、アペラシオンで云う「プルミエール・コート・ド・ボルドー」であるならアントル・ドゥー・メールは名乗れないはずであります。

と云ってもボルドー甘口ワインの産地セロンやルーピアックのすぐそばですので本来は甘口ワインの生産地域ではないかと思うのですが・・・。

そこでINAOのHPから「Béguey」をコミューンの検索で調べてみましょう。見つかりましたでしょうか、こちらのカディヤックに該当することが分かりますね。でも他にもBordeaux、Bordeaux supérieur、PREMIERES COTES DE BORDEAUX、CREMANT DE BORDEAUXと白ワインならいろいろな名前でワインを生産することは可能なコミューンのようです。もう少しガロンヌ川の上流ならルーピアック、また対岸ならセロンの各アペラシオンがありますね。

ですがこの「Béguey」、先ほど申し上げたようにアントル・ドゥー・メールは名乗ることが出来ません。

ですからガロンヌ川とドルドーニュ川に挟まれた地域であってもアントル・ドゥー・メールを名乗れないコミューンがあることを覚えて頂きたいと思います。今のところですが、この地域でアントル・ドゥー・メールを名乗れないのは甘口白ワインのアペラシオンに属する全てのコミューン、「Grave de Vayres」に属する2つのコミューン、そして「Saint-Foy-Bordeaux」に属する全てのコミューン、そして「Premières Côtes de Bordeaux」に属する全てのコミューンであります。
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| 11:50 PM | comments (0) | trackback (x) |
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