ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Croix de Versannes 2004 AC Saint-Émilion
シャトー・クロワ・ド・ヴェルサン2004年の再検証です。

このワインはこちらでかなり痛烈に批判したのですがファースト・ロットに状態の悪い物が含まれていたようなので2回目のチャレンジであります。

まず2004年の裏ラベルをじっくり見ることにします。

上から「シャトーとその名称」、これはINAOによると任意記載事項。

次に「Saint-Émilion」、これは原産地名称で記載義務事項の一つ。

続いて重複するように「Appellation Saint-Émilion Contrôlée」、これも「AOCワイン」であることの記載義務事項に当たります。

その下の「Grand Vin de Bordeaux」は任意記載事項と云うより書いても構わない程度の文言。

次の「シャトー元詰め」表記ですが事実に基づき許可される任意記載事項であります。もし他のシャトーで瓶詰めしていたら違反行為と云うことになります。

その下「GFA des Vignobles Degliame」つづくその所在地の表記は記載義務事項である「瓶詰め元の社名と本社の住所」に当たります。

その下に並んでいる「13% vol. Produit de France 75cl. 」も全て記載義務事項に当たります。

以上が裏ラベル(本来は表のラベル)であり、その下は任意記載事項及び宣伝と捉えて頂いて構いません。

お気づきですか? ヴィンテージの記載はありませんが本来ヴィンテージは「任意記載事項」に当たり「記載義務事項」には含まれません。

結論から先に申し上げると、以前飲んだときよりは遙かに状態が良いと思います。色は茶色系など無くガーネット系で赤色成分はしっかりしています。
香りは既に熟成した感じはありますが、メルローのアロマとカベルネの果実香が生きており悪くありません。

味で申し上げるとちょうど飲み頃を迎えたサンテミリオンと申し上げて良いはず。まろやかさが出ており食べ物を選びません。ですが2005年と比べたらやはり2005年の方が良くできているのは事実であります。

従って価格が安い分お買い得感はあるものの、すぐに飲まないのなら2005年を買う方が私はお薦めであると考えます。すぐに使う例えばレストランなどでしたら値切ってみてはどうでしょうか? 輸入元は両方のヴィンテージを持っているはずですから、どちらかというとこの2004を先に売ってしまいたいはず。今ならまだチャンスはあるはずです。

ところで画像がうまくご覧頂けるでしょうか? グーグルアースを使いこのシャトーの住所を入れて検索して、シャトー・シュヴァル・ブランからの行き方を調べてみました。

このシャトーはサンテミリオンと云ってもリブルヌに近い街外れにあり畑の広さは1.44ha、このクロワ・ド・ヴェルサンの他Château LABARTHEも持っているとのことですが、こちらのアペラシオンはボルドー・シュペリュール。

2004年ヴィンテージは6500本の生産とのことですのでヘクタール当たりの収量は33.85hl/ha、メチャメチャ少ないとは云えませんね。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:50 PM | comments (1) | trackback (x) |
コメント
1年違いのヴィンテージを比較して値切る。すごい裏技ですなー。素人では真似できませんなー。Georgesさんについていったら美味しいもんとお得なもんが見つけれます。
| higemaster |2009/05/03 04:16 PM |

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