ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Soutard 2005 AC Saint-Émilion Grand Cru
シャトー・スタールの2005年ヴィンテージです。

シャトー・スタールはボルドーはサンテミリオンのグラン・クリュ・クラッセに格付けされるシャトーの一つですが、原産地統制呼称法による区分で申し上げると「サンテミリオン・グラン・クリュ」に属するワインであります。

このシャトー、場所はどこにあるかご存じですか?

グーグル・アースを使うと簡単に発見できますよ! グーグル・アースを立ち上げ地球全体のマップからフランスをクリックしてボルドーの河口付近からドルドーニュ川を遡りリブルヌの町が確認できればあとはカーソルを使いサンテミリオンの町を探します。左のメニューで「到着地点」に「chateau soutard」と入れて検索すると見つかるはずです。

また「出発地点」に「Cheval Blanc」と入れて検索するとシャトー・シュヴァル・ブランからシャトー・スタールまでの行き方など一発で表示されます。

シャトー・スタールの住所「1, Soutard, 33330 Saint-Émilion」も分かりますし、シュヴァル・ブランからは5㎞車で約8分との表示も出ます。場所はサンテミリオンの古い町から北北東にすぐのところでシャトーの密集しているところからはやや外れた場所にあります。

サンテミリオンはボムロールに近い、土質で云うと砂利質の「グラーヴ地区」と旧市街の丘にあたる「コート地区」に分けられますがこのスタールは「コート」に属することは地図上でハッキリ分かります。

シャトーの名前だけ暗記しても位置が分からなければ理解するにはほど遠い訳であり、行くことが出来ないならばせめて地図で場所を把握したいと考えますが如何でしょうか。
さてこのワインですが、2005年のお買い得ワインを探していたところ、そんなに濃い色ではなかったので(瓶口付近を透かしてみて色を判断するのですが・・)購入、しばらくの間セラーに寝かせていました。

今日はたまたま飛騨牛5番のフィレを頂いたので開けてみました。

ステーキの焼き方は人それぞれですが、私の場合焼く2時間前には冷蔵庫から取り出しまな板の上に並べ常温に戻します。厚みが25㎜以上あったので中まで火を通そうと思うと最低2時間は必要だと思います。手のひらで温度を確かめたあとゲランドの塩とミルを使い白胡椒を振りかけます。鋳鉄のフライパンを熱して予め作っておいた大蒜オイル(エクストラ・ヴァージンと青森産大蒜のスライスをごく弱火で長時間掛けて作ります)を入れ、お肉は強火で片面30秒ずつ焼き、蓋をして約1分弱火で加熱し、裏返してまた1分でできあがり。

付け合わせはたっぷりのクレソンとリーフレタスにトマト。味付けはマスタードだけ。

さてワインは抜栓するとコルクの状態はほぼ完璧、端っこが少し欠けていましたがこれはコルクの質の問題で横漏れなどは一切ありません。


グラスに注ぎ瓶口をティッシュで拭き取りましたがそんなに濃い色付きはありません。ところが注がれた液体からは大変濃厚な葡萄エキスが感じられます。瓶口付近を見た目だけでは薄い色と判断したのですが、グラスに注ぐと存在感はかなり大きい。

香りは同じ右岸でもボムロールとは全く違う大変洗練された一種香料かと思わせるサンテミリオン特有の香りで、さすがはグラン・クリュ・クラッセであります。

口に含むとその味密度が高いのに改めてビックリ! これは大変な失敗であります。せめてあと5年待たねばならなかったと深く反省するばかり。

裏ラベルをご覧下さい、メルロー70%、カベルネ・フラン30%と明記してありますね。各ヴィンテージごとに異なるはずですが、このように裏ラベルに書いてあると大変有り難い。普通葡萄畑の品種別割合で葡萄品種のパーセンテージが表記されていますが、葡萄の出来具合により毎年セパージュは変わるのが一般的であります。ですからシャトーごとの葡萄品種の割合など暗記する必要など私は全くないと考えます。

味わいですがかなり強い酸があるのでかなり長命であると判断します。葡萄の果実味も濃厚なのですが決して飲み飽きするような重い味ではありません。ほんのちょっと含んだだけで口の中一杯にワインが広がるのでなかなか減りません。

これは偉大なるワインであります。

かなりアミノ酸成分の多い牛肉ですがワインに負けてしまうほどであります。ですがステーキに濃い味付けは全く好みませんので何とかそのままで楽しんだのですが、お皿に残った肉汁を煮詰め、バターでモンテしてバゲットにつけて食べると実に濃厚。これにワインを合わせてみると実にピッタリ!
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:11 PM | comments (1) | trackback (x) |
コメント
これは偉大なるワイン。すごい。Georgesさん、偉大という表現はいつぶりかしら。あと5年かかりますか。覚えていて損はないですね。
昨日、お客様の特注で6キロの九絵を弊店で出しました。めちゃウマどした。
| higemaster |2009/04/30 05:07 PM |

PAGE TOP ↑
コメントする








絵の中の文字を入力して下さい:



PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::Château Soutard 2005 AC Saint-Émilion Grand Cru
All Rights Reserved./Skin:oct