ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Cour Cheverny Cuvée Salamandre 1999 Domaine Philippe Loquineau
以前こちらでご紹介申し上げた大変小さな地域だけのアペラシオン、クール・シュヴルニー。何本か買った内「茶変」していたものがあり、その交換品として受け取ったのですがその後セラーで眠っておりました。

玉筋魚(いかなご・新子とも呼ぶ)漁前の時期的には最後でしょうか、1.1キロの平目を買い刺身にしましたがやはり卵巣が大きくなっており、腹側の身は甘さがあるものの背はまるで別種類の魚みたい。

やはり暖かくなると平目はダメですね。

今からは鰈、既に城下鰈は味が良くなってきたと聞きます。

白身魚の味は大変微妙であり、山葵や醤油でごまかして食べている内ならあまりその違いが分からないかも知れませんが自分で刺身を引くようになると舌触りや食感の違い、そして身の甘さの違いなどが如実に分かるようになります。

肉を選ぶのも魚を選ぶのもその店主との信頼関係を築く必要があります。

レストランが美味しいかどうかを判断するとき私は先ず市場関係者や食材卸に従事する人達に尋ねることにしています。

鮨屋のトロの仕入れは何処か気にする常連客のお話は食関係のブログでよく目にしますが、フレンチレストランの魚の仕入れに関する記述は殆ど見掛けませんね。

さて、話を元に戻します。

その平目に合うかどうか迷った末、選んだのがこのワイン。

キャップシールは気持ちよく回りましたが、コルクを引き抜く際にかなり力が必要でした。コルクの半ばまで黴が侵入していましたが幸いなことに真ん中で止まっておりセーフ。

グラスに注ぐと今まで開けた中では最も状態の良いボトルであることが判明しました。

先ず金色の縁取りに液体の色は青みが強い黄緑色を呈しており驚く程輝きがあります。香りは甘さの成分を取り去った金柑のような感じ。以前の蜂蜜香などとは全く異なりますが実はこれがロモランタンの香りなのではないでしょうか?

味わいは心地良い辛口に熟成しており、下ったような酸は一切無く余韻は大変長く続きます。今までに味わったことの無いような綺麗な辛口白ワインでヴィンテージを考えるとまさに驚異的であります。

アペラシオン・クール・シュヴルニーについては重複しますがこちらをご覧下さい。

許可されるコミューンはLoir-et-Cher (41)県の : Cellettes , Cheverny , Chitenay , Cormeray , Cour-Cheverny , Huisseau-sur-Cosson , Mont-près-Chambord , Montlivault , Saint-Claude-de-Diray , Tour-en-Sologne , Vineuil でそれらの地図はこちらの「Cartes」から「Situation」、各コミューンの位置関係は「Aire géographique」 をクリックすると表示されます。

アペラシオンの原本はこちらご覧頂けたらお分かりですけど葡萄品種はロモランタンだけです。

単なるシュヴルニーは赤・白・ロゼがありこちらをご覧下さい。

アペラシオンの真価を発揮されないまま早飲みされてしまっているこのワイン、勿体ないと思います。待てばこんなに開くのにね^^!
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:38 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
花開いた美しい白ワイン。エレガントな女性と飲みたいなー。弊店の女性は皆さん活発で、優美とは遠い位置あるからなー。
| higemaster |2009/03/01 04:41 PM |
higemaster殿

残念ながらこのワイン全て売り切ったそうです。

それにしてもこの輸入元さん、裏ラベル見たらズッコケます。豊富を「抱負」と書いたり、葡萄品種は「シュナン」と明記したり・・・

これを買った人は信じてしまうでしょうからね。

ですけど、色の美しさと香りの良さは、まさに奇跡の1本でありました。
| Georges |2009/03/01 05:19 PM |

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