ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Bourgogne Hautes Côtes de Nuits Blanc 2003 Dominique Guyon
このワインは2007年の3月にこちらでご紹介しております。その記事ではデカンタして飲んだと書いてますが1年半以上経過していますのでボチボチ飲み頃になっているのではないでしょうか。

改めてこのワインについて申し上げますと先ず有名なドメーヌ・アントナン・ギュイヨンの物でありこの生産者は赤屋であります。紺屋の白袴ではありませんが「赤屋の造る白ワインは旨い」の定説通り素晴らしい白ワインを造るのですが何せ熟成に時間が掛かる為、手っ取り早い結論を欲しがる未熟なワイン愛好家には全く評価されません。

でもそれで良いと私は思います。

面積僅か 40a しかない畑ですから、こんなのが人気になってしまうとあっという間に市場から消えて無くなるからであります。

このブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイの白は平均樹齢たった10年のシャルドネ100%で造られていますが畑の場所はニュイ・サン・ジョルジュにほど近い「Meuilley」と云うコミューンにあります。

ならばその「Meuilley」の場所を確認してみましょう。

フランス語のサイトですがこれを使いこなせばワインの理解が早まること請け合いのコミューン検索サイト「コミューン・ドット・コム」、こちらを開いてコミューン名を入力するとこちらの画面が現れます。 画面右側フランス全土の地図に○印がありますがその○をクリックすると詳細な地図が現れます。

ニュイ・サン・ジョルジュからほぼ西の方角約5.5キロ程離れた場所と云うことが判ります。航空写真に切り替えるとニュイ・サン・ジョルジュから一山超えた場所であるのは一目瞭然であります。オート・コート・ド・ニュイの葡萄畑の地図など教科書には殆ど載っておりませんのでこのサイトで確認できるのは有難いことだと思います。

生産量はヘクタール当たり30hl に限られている為全生産本数は1,600本しかありません。



前回書いたかも知れませんがキャップシールは錫箔、コルクは大変しっかりした天然物で長さは49か50㎜、トップボトムにヴィンテージはなく、家紋とドメーヌ元詰めとだけしか表示はありません。

コルクを引き抜くと同時に熟成したシャルドネのフレーバーが漂います。

シャルドネが保存状態の良い条件で熟成すると柑橘系から南国のフルーツへと香りが変化します。

強いナッツの香りは残念ながら保存状態の悪い環境の下置いておかれたときに発生する訳でこれを熟成香と勘違いしている人間は我が国に多いと思います。

多少のアーモンドに似たフレーバーはあっても支配的なのは南国のフルーツ、即ちパイナップルやパッションフルーツ、時にはマンゴーのような香りを生み出すはずです。

色は未だ青みがかなり強くレモンイエローとライムを足して2で割った色、以前と比べ彩度は上がっています。

口に含むととても綺麗な酸が残り熟成による甘さと上手く融合しています。

ミネラル分も固さが取れてまろやかになり非常によいバランスを示しているようです。

よくある甘いだけの樽シャルではなく、食事が楽しくなるワインに仕上がっているようであります。

私はヘヴィーなシャルドネは苦手であり熟成せずして甘いシャルドネも敬遠します。

ワインは酸があってナンボのモノ

酸のないワインで食事を楽しむことなど私には不可能であります。
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| 11:33 PM | comments (0) | trackback (x) |
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