ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Jurançon Sec Chant des Vignes 2006 Domaine Cauhapé
フランス南西地方ジュランソンの辛口白ワインです。南西地方と一口に云ってもボルドーと隣接するベルジュラックやマルマンデなどとは違い、スペイン国境近くの町ポーの南に広がるアペラシオンであります。一般にジュランソンは甘口が多かったのですが近年辛口に力を入れているようです。ジュランソンではもっとも評価の高い生産者の一人、アンリ・ラモントーの造る辛口ジュランソン、どんなワインか楽しみであります。まずはINAOのHPから「Jurançon」をアペラシオンで検索するとジュランソンとジュランソン・セックの二つが出て来ます。で、ジュランソン・セックを選ぶと次の画面が現れます。ジュランソンのアペラシオンはセックも含めてピレネー・アトランティック県の25コミューンに認められております。地図があるので分かり易いと思いますが、生産者所在地のコミューン「Monein」はポーの町から西北西にあります。アペラシオンの原本はこちらをご覧下さい。葡萄品種と剪定方法についてはボルドーのそれとは全く異なるので注意して見る必要があります。
それでは「Monein」をINAOのHPとコミューン・ドット・コムで調べてみましょう。コミューン・ドット・コムから位置を確認するとアペラシオンの名前の地、ジュランソンはポーのすぐ近くですがこの「Monein」はかなり離れていますね、一つ山を越えた遙か彼方とでも申しましょうか。でINAOのHPから「Monein」をコミューン検索すると次の農産物が出てきます。
AOC - VQPRD
--BEARN

LR - IGP
--Canard à foie gras du Sud-Ouest
LR - IGP
--Jambon de Bayonne
AOC - VQPRD
--JURANCON

AOC - VQPRD
--JURANCON SEC

AOC - AOP
--Ossau-Iraty
LR - IGP
--Tomme des Pyrénées
LR - IGP
--Volailles de Gascogne
LR - IGP
--Volailles du Béarn
太字がワイン関係のアペラシオンです。AOCのチーズ、オッソ・イラティがありますね。この検索を使うとワインだけではなく地元の食材が分かるので便利です。ジュランソン以外のベアルヌのワインも造れるとは知りませんでした。
さてそこそこ冷えたでしょうから開けてみます。
キャップシールは錫箔、つや消しのグリーンで格調高い仕上がりですが栓は「normacorc」、合成樹脂製でしょうね。この類は普通45ミリまでの短めのものが殆どですけどこのワインには49ミリという異様に長いものが使われています。まあブショネにはなりませんがこんな長い物が必要かどうかは疑問であります。
さてグラスに注ぐと彩度は低いものの輝きのあるレモンイエローを呈し、香りは南国の果物パッション・フルーツの香りが顕著であります。口に含むと今までのヴィンテージと比べものにならないほどの超辛口に仕上がっていて驚きです。普通辛口と云っても後に残る甘さは多少あるものが多いのですが、このワインは辛口の上に酸がしっかりしてますからまさに本格派の辛口白ワインであります。モッツァレッラ・トマトにアリコ・ヴェールの胡麻和え、岐阜の枝豆、ローストビーフに合わせましたがオリーヴオイルとの相性は良好です。
残留亜硫酸は極めて低レベルですし、何と云っても口の中が爽快です。しかしアフターテイストはしっかり残り薄っぺらいワインではないのでさらなる熟成が楽しみであります。税別定価¥2,900 は高いように思われるかも知れませんが、ワインの価値から判断すると極めてリーズナブル、辛口白ワインが好きな人なら受け入れられると思います。お薦め!
| ワイン日記::フランスワイン |
| 11:19 PM | comments (0) | trackback (x) |
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