ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Chablis Grand Cru Les Clos 2005 Domaine Vocoret & Fils
ワインはその名で売れるもの、その代表的な例がシャブリ。アメリカ人にも我々日本人にも非常に親しみやすい名前であります。文字数が少ないのと発音に不自由しないことが受け入れられる大きな要素であります。ムートンやラトゥール、ラフィットにマルゴーも然り。比較的新しいところではサロンやジャック・セロス、さらにはルーチェなども覚えやすいでしょうね。ですがシャブリはグラン・クリュを伴うことで、ステイタスが堪らない魅力として日本人に受け入れられたのではないでしょうか? 「ブルゴーニュ・ワインはシャブリに始まりシャブリに終わる」などと申し上げるつもりはさらさらございませんが並シャブリを飲んだら次にはプルミエ・クリュ、そしてその次には7つもあるグラン・クリュが待っているわけですからオタク体質の多い我が国民性にはピッタリのワインと申せましょう。
とは云え本来ブルゴーニュとは名ばかりの飛び地であるシャブリに於いてモンラッシェみたいな濃厚なワインが出来るはずもなく(ごく一部に例外はあるかも知れませんが)昔からこのワイン群の高すぎる価格設定にクレームを付けてきたのが私であります。並シャブリとプルミエ・クリュに比べ異常に高い設定のグラン・クリュのワインなど買う必要のないことを唱えて参りました。

さてこのドメーヌですが昔は大手のワインメーカーが輸入していましたが現在は東大阪の輸入代理店に変わっています。しかしそこは例のシャブリジェンヌを引き受けたばかりですので、ドメーヌ・ヴォコレは何処かに契約変更するものとばかり思っておりましたが、まだ現在もそのままのようですね(2007年ヴィンテージは輸入されていないのでやはり他社に変わったのでしょう)。
2005年の「レ・クロ」どんなワインか久しぶりに開けてみましょう。
キャップシールはアルミ製、トップには細長い菱形形状に4つの孔が開けられています。その痕跡からキャップシールを填めてから上からプレスしてあるのは間違いないようです。コルクは天然物中級品の長さ49ミリでボトム・トップにヴィンテージはなく側面にも生産者元詰め表示の他は目立った表記はありません。
グラスに注ぐと綺麗な緑色で輝きがあり、パイナップルと洋梨を足して2で割ったような香りがします(?)。
味わいは17℃あたりでは強いミネラルを感じますが、冷やすと葡萄の果実味が一層引き立ちます。
まずは地鶏腿肉のグリエに合わせましたが実に秀逸、さらに料理屋風に湯がいた枝豆といつもの和牛のカルパッチョとの相性は抜群と申し上げたいほどです。
既に輸入元には在庫ありませんが流通在庫で残っていればまずは一本お試し頂きたいと思います。熟成の妙と申したら良いのでしょうか、丸くなっていて刺々しいところは一切無く甘酸のバランスが整った素晴らしいワインとなっていてビックリ!また何より食事との相性が良いのでお薦めしたいと考えます。推定蔵出し価格12.50ユーロ、シャブリの場合裾モノでは掛け率を下げグラン・クリュは「利益商品」として高い目に価格設定するのが通例(その理由はギフト市場に目を向けていると考えられます)。
このワインのことを申し上げているのではありませんが、普通の場合ギフトのカタログに載っているものに旨いワインはありません(定説です)。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 05:53 PM | comments (0) | trackback (x) |
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