ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

La Gravette de Certan 2002 AC Pomerol
8v0425.jpg昔からこのベルギー人のシャトーはすぐ見分けることが出来ました。特徴はキャップシールのパステルピンク、数あるボトルの中でピンク色のキャップシールを纏っているのは Vieux Chateau Certan だけでした。25年以上前のお話しですが今では似たようなキャップシールの色が多数あるはずです。このセカンドも同じ色のキャップシールでもちろんずっしり重い錫製。
まずはシャトーのHPを開いてみましょう。英仏2カ国語に分かれていますが内容的にはどちらも同じで各ヴィンテージ毎の詳しい解説があり年ごとに葡萄の出来が違うのでセパージュも違うことが書かれています。醗酵温度はメルローとカベルネ・フランは違うことも説明がありますので注意して見てください。ですが肝心のこのセカンドについての説明は見当たりません、私の調べ方が悪いのでしょうか?
INAOのHPからPomerolを探すとこちらが出て来ます。1936年のポムロールの規定から一番新しいのは2000年7月17日に改訂されていることが分かります。フランスのワインに関する法律はたびたび変わりますので常に新しい情報を掴むように心掛けなければなりません。まあイタリアはもっと酷いですけどね。このアペラシオンを名乗れるのはたった二つのコミューン、すなわちGironde (33)のリブルヌとポムロル ( Libourne, Pomerol )だけという実に狭い地域であると云うこと、葡萄品種はcabernets, bouchet, malbec ou pressac, merlot.との表記が見られますけど、カベルネが複数になっていてカベルネ・ソーヴィニョンを指すのでしょうね、フランも含むから複数なのか。次の「ブーシェ」とはカベルネ・フランの現地での呼び名、マルベックとプレサックも同じ品種で呼び名が違うだけ、メルローは最後になってますがこれがもっとも使われるわけであります。

キャップシールのトップに孔はありませんがつや消しのパステルピンクに金文字とお金持ちのシャトーらしい懲りようが見られます。コルクの特徴と云えば立てたときに読めるよう印字の向きが普通のコルクと違い「ワインの名前、アペラシオン、2002、生産者元詰め」のそれぞれ表記があります。長さは50ミリで少し弾力に乏しいのが気になります。
セカンドだけにそんなに濃いワインではありません。まあ元々ポムロルのワインの中ではエレガントさを売り物にしていただけにシャトー物も濃いワインではありませんでしたが、評論家の趣味に合わせ軒並み濃い濃いワインになってしまったのがこのアペラシオンの現状でしょうか。
コルクを抜いたら上質の樽であることが明らかな良い香り、そしてメルローの熟成香が華やいでいるようです。色は暗い赤色、エッジもまだまだしっかりとしています。2002年という年メインのシャトー物はメルロー70&、フランが20%、カベソー10%とのことですがセカンドのセパージュもそれに準ずるものだと考えて良さそうです。
昔のワインを知っているので全く違和感はありません。間違いなくシャトー物と変わらないスタイルを守っていて好感が持てます。
ローストビーフにまた山盛のクレソンと合わせてみましたが極上のコンビネーションであります。ポムロルはやはり日本人に親しみやすいアペラシオンという気がします。
| ワイン日記::フランスワイン |
| 04:52 PM | comments (0) | trackback (x) |
コメント

PAGE TOP ↑
コメントする








絵の中の文字を入力して下さい:



PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::La Gravette de Certan 2002 AC Pomerol
All Rights Reserved./Skin:oct