ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Lassègue 1994 AC Saint-Emilion Grand Cru
8v0423.jpgスミマセン、かなりラベルが汚くて歪んでます。しかしキャップシールは回りますし量不足でもありません。小さなシャトーでは今でも手貼りでラベルを貼ってますから多少の歪みは仕方ないでしょう。1994年ヴィンテージですから瓶詰めされてから恐らく12年以上は経過しているワイン、当たればラッキーなのですが早速開けてみましょう。
キャップシールは錫箔、トップにはレリーフというか型押しで所有者の名前が、また赤地に金色でシャトー元詰めに所有者名の記載があります。トップには孔無しです。コルクは引き抜いてしばらく放置しても元の太さには戻りません。コルクは経年変化で弾力を失うものですから当然のことであります。フェイクと見分けるためには常日頃コルクの状態まで見極める必要があるのです。年代によりキャップシールの素材や厚みなども違いますしもっと詳しく云えばラベルの糊も違うのです。コルクに話しを戻しますがトップボトムにヴィンテージはなく側面に枠で囲んだ中にシャトーのイラスト、名前、アペラシオンに1994が描かれ枠外にシャトー元詰めの表記があります。コルクの長さは49ミリ横漏れというか浸透しているのは10ミリ足らずで、コルクの形状からシャトーに保管された後少し温度変化のあるネゴシアンか何処かに移動され現在に至ったと考えられます。しかし概ね保管状況は良かったようでコルクの極端な品質劣化はありません。
グラスに注いでみましょう。

グラスに注ぐ液体を横から見て分かるオレンジがかったこの色合いは最初「もう終わっとるのとちゃうの」といった感じですがグラスに入ったワインを見るとかなり濃い暗赤色を呈しエッジはさすがにオレンジであります。
香りは熟した柿の香りにコーヒーのフレーバーなどを感じる結構複雑なものでグラスを回すとさらにキノコのような雰囲気も漂ってきます。
一口含むとかなり濃厚で甘酸のバランスは見事! イヤミな渋みもありませんし下り坂の時に感じる劣化した酸味もありません。決して甘過ぎず、熟成の極みと申したら褒めすぎかも知れませんが価格を考慮すれば十二分に価値あるワインであります。
当時の生産者は Jean-Pierre Freylon ですがこのシャトー現在はこんなことになってます。いやいや実に驚きですがいずれお高いワインへと変身するのでしょう、いやもう既にお高いワインとなっているかも知れません。
この1994年物は恐らく9ユーロもしなかったはずで輸入元の資料から「メルロー45%、カベルネ・フラン35%、カベソー20%(生産者HPとの相違点は恐らく葡萄を植え替えたためだと思われます)醗酵:ステンレスタンクにてアルコール発酵、マロラクティック醗酵は100%フレンチオークにて(うち新樽比率80%)熟成:18ヶ月樽熟成(225L、新樽比率30%)」とのことで税別 3700円という価格はかなりお安い買い物ではないでしょうか。
アペラシオンは「サンテミリオン・グラン・クリュ」で構造的には「サンテミリオン」は
--SAINT-EMILION GRAND CRU
--SAINT-EMILION Grand Cru Classé
--SAINT-EMILION Premier Grand Cru Classé
と分けられ下二つが日本ではお馴染みのお高いシャトーが勢揃いするわけです。詳しくはこちらをご覧下さい。原本はこちらですが細則は常に更新されますので注意して見る必要があります。
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| 08:03 PM | comments (0) | trackback (x) |
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