ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Croix de Versannes 2004 AC Saint-Émilion
8v0227.jpgこの生産者ですがネットで調べると「ペトリュスで修行した」とか「ガフリエールで6年間も醸造長を務めた」とか凄い経験の持ち主と決めつけてあります。エチケットのアペラシオンの下に自分の名前を記すなどやはり自意識過剰ぶりが垣間見えますね。実際醸造長なのかどうかは分かりませんがテクニカル・マネージャーとしてそのシャトーに努めていたのは事実のようです。日本初のお目見えは2002年ヴィンテージでなるほどかなり良くできたワインでありました。品質の割にお買い得なプライスだったので以前拙ブログにて紹介致しました。ところがこの2003年に至ってはこちらの通りです。2003年は所謂焼けたヴィンテージでこのワインもその影響でしょうか、エッジは早くもオレンジがかり早くくたばりそうな感じでした。竜頭蛇尾のワインなのでしょうか?
さて例によってキャップシールから見ていきますとラベルのアペラシオンの文字と同色のオレンジ・ゴールドで錫箔、トップの孔はありません。孔がないと引っこ抜くのはやりにくいですね。私はカッターは使わずキャップシール全体を引き抜きます。コルクはかなり上質の49ミリ、トップとボトムに○で囲んだ2004サイドには二重の□で囲んだ中にシャトー名、アペラシオン、2004そしてシャトー元詰め表記があります。
グラスに注いでみましょう。

まず感じるのは1997年や1994年のワインによくあるひねた匂い。

比較的若いヴィンテージなのに何だか古いワインを開けたときの印象であります。色は既にガーネットというか紫色成分はとっくに消え失せてしまってます。そういえばコルクの端面は実にあっさりとした色付きで02の面影は全くありませんでした。エッジはオレンジというよりライトブラウンと申し上げた方が分かり易いと思います。

既に熟成したボルドーという感じですが刺激的な酸とあとで添加したような甘さが共存すると云うよりバラバラに感じます。ボトル半分以上になると下っていくのが目に見えるようです。
ワイン自体にパワーはありませんのでベシャメルソース系の料理に合わせると何とか楽しめるのではないでしょうか。

2002年、2003年とだんだん悪くなってくるようですね、私ならこの2004は飛ばして2005年を買うはずです。もちろん飲んでみてからのお話しですが・・・・。毎年買わないと他所に買われてしまうのはよく判っていますけどね。

ネット見てて気が付いたのですがこのワイン定価設定が税別3500円となっているのにヒットしたショップは定価4200円を税別2480円と謳っております。これって定価を勝手に上げているのではないでしょうか? また生産本数は輸入元発表では7000本、このショップは「たったの500ケース」(1000本も少ないことになります)と煽ることを忘れません。これも買いを煽るために偽装しているのではないでしょうか?
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| 03:01 PM | comments (0) | trackback (x) |
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