ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Château Carbonnieux 2005 AC Pessac-Léognan
8v0129.jpgボルドーワインの特徴あるエチケットの一つで殆どの方がご覧になったことがあるはずのシャトー・カルボニュー(白)、ヴィンテージは噂の2005年ですが驚くのはその価格! 税別の定価は何と7600円もするようになったのです。1980年代や1990年代なら赤白詰め合わせのギフトには欠かすことの出来なかったワインですが、恐ろしいほどの値上がりであります。3、4年前までは確かネゴシアンの売値で10ユーロ程度だったはずですが今は17ユーロ前後、現地価格で7割の値上げにユーロが35%程度円に対して上がっているので考えられない価格設定になってしまいました。これはムートンのセカンドワインや同じくムートンの白ワイン(エール・ダルジャン)にも当て嵌まりますね。所謂昔からの有名銘柄や格付け銘柄のワインで特徴ある物殆どがこの値上がり対象銘柄になっていると考えられます。もちろんその中には蚊帳の外に置かれている物もあるでしょうが、特定の評論家や雑誌に高得点で載ると殆ど値上がりの対象になっているようです。
さて輸入元のHPを見ると「ソーヴィニョン・ブラン 65%、セミヨン 30%、ミュスカデル 5%」となっていますがこのワインの裏ラベルには(2005年ヴィンテージ)ソーヴィニョン・ブラン70%、セミヨン30%と明記してあります。ワインは毎年セパージュが変わるのが普通ですので、その年のデータをきちんと記載すべきであります。もちろん暗記などする必要はありませんが、ヴィンテージの特徴を掴むためにはその年に何の葡萄が良くできたかは把握しておいた方が良いと思います。
裏ラベルにはまたあまり冷やしすぎないで10~12℃で飲むように注意書きがあります。

さてキャップシールは他と比較すると大変凝ってあります。瓶口のコルクを隠す部分は白地に貝のイラストに家紋のエチケットと同じ図柄(エチケットは中にシャトーの外観ですがこちらは「GRAND CRU CLASSÉ」が3つあしらわれトップはゴールドにシャトーの名前が浮き彫りされています。偽物防止のためにもキャップシールはこんな感じに凝って頂きたいですね。もちろん材質は錫箔、トップに孔はありません。
コルクはかなり良質の天然物でトップとボトムに○で囲んだ2005、サイドには枠で囲んだ中にシャトーの名前に十字架とSの字を合わせたような家紋?、グラーヴの特級表示にヴィンテージの2005、枠外にシャトー元詰め表記があります。

グラスに注ぐと葡萄の果実香より木材の削りくずのような臭いが先に感じられます。グラスの中の液体はかなり青っぽく彩度は低い目で、グルグル回してしばらく置くとやっと柑橘系の香りが出てくるようになりました。ですが妙に重たく甘さとネチャツキがあり「キレの良い」という形容詞は相応しくありません。まだ固いのでしょうか? 12℃では単に重いワインとしか申し上げることが出来ないので7℃まで冷やすとそこそこキレは良くなったものの今度は柑橘系の香りが失せます。別に味の密度が高いわけではありませんのでこのまま熟成して果たして旨く感じることが出来るのか、甚だ疑問であります。

これもまた「過ぎ樽」ワインの一種、果実味がそんなに豊富ではなかった証左でしょうか? 味わいレベルで申し上げると10ユーロ以下、ACグラーヴの白でももっとマシなものが転がっています。ですが新樽の好みの人には受けると思います。まあ最低2年は寝かせた方が無難でしょうけれど・・・
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| 03:42 PM | comments (0) | trackback (x) |
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