ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Fugue de Nénin 2002 AC Pomerol
8v0128-1.jpg「フュグ・ド・ネナン」、シャトー・ネナンのセカンドワインです。最近のフランスワインの傾向でしょうか、エチケットに必要事項が抜けており裏ラベルにその本来記されるべき事柄が集約されています。イタリアワインでは何年も前から行われていますがフランスはボルドーからこういったファッション(?)が発信されるのでしょうか。ネナンと云えばド・サールに次ぐポムロールでは珍しい大きな畑を持つシャトーで白地にシャトーの写真というラベルだったはずですがセカンドはあまり記憶にありません。シャトー・ネナンそのものが昔はお安いワインで品質も取り立てて申し上げるほどのものではなかったはずです。
輸入元の説明では「ラス・カーズの当主ドロン家が投資、ミッシェル・ロランがコンサルタントをするポムロールの銘醸シャトー・ネナンのセカンドワイン。果実味に富んだなめらかな高品質のワインです」とのこと。シャトーのHPはラベルにURLの記載があるにも拘わらず現在制作中とのこと。で、ネットで調べるとこんなページが見つかりました。このサイト日本人用に円でのプライスも載せてますが2004年のエチケットは2002年のものとは全く違っているようであります。04エチケットに見られる四分音符ですがこれは02のキャップシールに3箇所見出すことが出来ます。Fugue とは音楽のフーガのこと、日本語に無理矢理訳すなら遁奏曲。ラベルがコロコロ変わると云うことはワインもまだ試行錯誤の途上なのでしょうか?先程のHPから以前の生産者は Despujol ファミリーで有名なエミール・ペイノー教授の下メルロー50%、ブーシェ(カベルネ・フラン)30%そしてカベルネ・ソーヴィニョン20%という畑の構成だったのですが、現在はラスカーズのドロン家の所有になりエノロジストはかのミッシェル・ロラン。

8v0128-2.jpgで、1997年取得のあと畑の構成は例によってメルローの比率が上げられ70%に、ブーシェの比率は20%、そしてカベソーは10%とそれぞれ変わっています。先程の販売店のHPですがセカンドではないメインのシャトー・ネナンのところを見ると残念ながら機械による摘み取りとのこと、これは改善して貰いたいところでしょうね。
価格ですが一本当たりの値付けは4242円£18.68、日本では普通付けない価格設定ですが12本買うと10%ディスカウントがあり£16.81日本円なら3817円ということになります。しかし日本での税別価格が5200円ですからイギリスからわざわざ取り寄せるほど魅力的な価格ではないことが明らかです。
 さて錫箔のキャップシールを外し抜栓すると素晴らしいコルクであることが分かります。両端には○で囲んだ2002ですがワインに触れた部分は濃い紫色に染まり文字など見えないほど。ワイン名を楕円で囲みポムロールと2002を枠外に次に長方形で囲んだ中に生産者元詰め表示があります。コルクの長さは50ミリ、最近開けた中では最も質の良いものを使ってます。
グラスに注ぐ前からバニラの香りにチョコレートの香りとお決まりのコースですが色は濁ってはいません。濃いガーネットを呈していますが既に紫の成分は消え色合いで申し上げるとかなり落ち着いています。温度が低いと味は素っ気なく感じますが16℃位まで上げるとコクが増してきます。地鶏の唐揚げ(と云っても油で揚げたわけではありませんが)にブロッコリー、箕面イカリスーパーだけで造られるフランス生地の山食という質素な晩飯でしたがワインは大変美味しく感じました。高価なポムロールも良いかも知れませんがリーズナブルでしかも今飲んでちょうど頃合いのこのワイン、試して損はないはずです。お薦め!
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| 03:41 PM | comments (0) | trackback (x) |
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