ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Tibouren N




ティブラン、末尾のNは果皮の色を示す略号で黒を意味する。正式名称は TIBOUREN で、他にティブラン・ブランと同じくグリも存在するが正式名称に敢えてノワールは付かない。

拙ブログではこちらで取り上げたが、前回取り上げたテレ御三家が揃って栽培面積激減しているのに対して、当該葡萄は横ばいというより若干増加傾向にある。

画像を拝借している Pl@nt Grape のサイトを見ると2016年のフランス全域の栽培面積は450ヘクタールである。

ティブランはアペラシヨン・コート・ド・プロヴァンスに於いて主要葡萄の一つとしてその葡萄規定に載っているから栽培が継続されている訳だ。

フランスのワイン法でアペラシヨンを有するカテゴリーのワインに使える葡萄は引き抜かれることもなく栽培され続けるが、補助葡萄即ち別に敢えて使う必要のない葡萄の類は次第に姿を消さざるを得ない状況にある。

人気の葡萄は何といってもヴィオニエだ。

Pl@nt Grape のヴィオニエはこちら、1968年はフランス全土で僅か14ヘクタールしか栽培されていなかったからこそ幻の葡萄と騒がれていた訳だが、2008年には3255ヘクタール、その8年後の2016年は6656ヘクタールも栽培されている。異常なほどの栽培面積増加ではないか。

理由は簡単、ヴィオニエで造るワインは高く売れるわけだ。

例えばアペラシヨン・コート・デュ・ローヌの白ワイン。昔はマルサンヌ、ルーサンヌ云々と習ったはずだが、現在の葡萄規定は次の通り。

1°- Encépagement
a) - Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
- cépages principaux : bourboulenc B, clairette B, grenache blanc B, marsanne B, roussanne B, viognier B ;
- cépages accessoires : piquepoul blanc B, ugni blanc B.

2°- Règles de proportion à l’exploitation
a) - Vins blancs :
La proportion de l’ensemble des cépages principaux est supérieure ou égale à 80 % de l’encépagement.

主要葡萄はブルブランク、クレレット・ブランシュ、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌそしてヴィオニエとなっている。
栽培規定では主要葡萄の栽培割合は全体の80%以上。ブレンドの規定はない。

即ちヴィオニエ100%で造ることも可能なわけ。

つづく
| ワイン雑感 |
| 07:01 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::2019年04月06日
All Rights Reserved./Skin:oct