ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Terret noir N




テレ御三家の本命テレ・ノワール、元々はこの葡萄が元祖でありテレ・ブラン、テレ・グリは当該葡萄の突然変異による果皮色違いの葡萄である。

拙ブログではこちらで取り上げたが2013年6月の時点で Pl@nt Grape のサイトでは「2011年現在のフランスでの栽培面積は 123ha」とデータを公表していたが、現在同じサイトの最新版を拝見すると、2016年の栽培面積は何と 69ヘクタール まで激減している。たった3年ほどで半減というのは酷い話である。

理由はアペラシヨンを有するワインには殆ど使えないことが大きいはず。

前回述べたようにいくらシャトーヌフ・デュ・パープの主要葡萄としてアペラシヨンの葡萄規定に載っていたところで、実際に使われるのはこちらをご覧になると一目瞭然。殆どがグルナッシュ・ノワールでありテレ・ノワールは最下位である。ちなみにシャトーヌフ・デュ・パープの葡萄規定に赤白の区別は存在しない。従って黒葡萄だけで(果皮は素早く取り去らねばならないかも)シャトーヌフ・デュ・パープの白ワインを造ることも可能である。

南ローヌに詳しいサイトだがどういう訳かいくつかの重要な解説が削除されてしまったみたいだ。今のうちにウェブ魚拓を取っておこう。こちらをご覧頂くとお分かりのはずだがシャトーヌフ・デュ・パープの範囲はこんなに広いのだ。パーカー・ジュニア氏が100点を付けまくった頃から日本では南ローヌのグラン・クリュ扱いされたみたいだが、実際は玉石混交。中には単なるコート・デュ・ローヌと変わらない味香りのワインもある。

閑話休題、フランスに古くから栽培されている葡萄のほとんどがフランスのワイン法から除外されて姿を消していくのは大変残念である。絶滅する前にワイン法を改善する必要があるはずだ。
| ワイン雑感 |
| 04:56 PM | comments (0) | trackback (x) |


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