ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Sérénèze N




Sérénèze セレネーズと読むフランス原産の黒葡萄、拙ブログではこちらで取り上げたが、現在ではVIVC正式名称が SERENEZE に変わっている。

葡萄の戸籍謄本はコロコロ書き換えられるという訳。

2013年5月31日の時点では SERENEZE DI VOREPPE と登録されていた葡萄が改名され SERENEZE となったのだ。またその親子関係も改められ現在は次の通り

Pedigree confirmed by markers  HEUNISCH WEISS × CHATUS
Prime name of parent 1  HEUNISCH WEISS
Prime name of parent 2  CHATUS

以前のブログでは不明だった父親が遺伝子の解明により シャチュー と判明した。画像を拝借したこちらが示した通りになった訳だ。

画像を拝借しているサイトによるとその栽培面積は僅か 0.2ヘクタール、つまり 20アールのみで当該葡萄を栽培しているのは恐らくこちらだけのはず。何度も触れているがドメーヌ・ニコラ・ゴナン、古代葡萄を栽培しワインを造っている努力家である。日本語版もあるが古いのでフランス語の最新版をご覧あれ。


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Sémillon B



ボルドー全域の他ベルジュラックなど主にフランス南西地方で栽培される白葡萄、特にバルサック・ソーテルヌの貴腐ワインに使われるのは当該葡萄。

バルサックのことをバルザックと云って憚らないソムリエがいるが、小説家のバルザックは Honoré de Balzac であり、アペラシヨンのバルサックは Barsac 、スペルが違うし読み方も濁らない。

この有名な貴腐葡萄となるセミヨンもスペルが間違われたままだ。正しくは Sémillon であり、アクサンテギュを省いてはならない。

貴腐菌が付くのは表皮の薄いセミヨンであり、普通ソーヴィニョン・ブランに貴腐菌が付くことは殆ど無い。セミヨンのメリットは貴腐菌が付きやすいということだが、他の病気にもかかりやすいということ、つまり育てにくいというデメリットがある。従ってバルサック・ソーテルヌ地区以外のセミヨンは他の葡萄に植え替えられてきたわけだ。

画像を拝借しているこちらのサイトによると 2016年フランスでの栽培面積は 10,537 ヘクタールと年々減少傾向にある。ソーヴィニョン・ブランと比較すると栽培面積の推移は対照的なカーヴを描いている。ソーヴィニョン・ブランは1958年では僅か 5,508 ヘクタールしか栽培されていなかった。一方のセミヨンは同じ年には何と 35,993 ヘクタールも栽培されていたのに1979年から急カーヴで減り続けている。ちなみに2016年ソーヴィニョン・ブランのフランスでの栽培面積は 30,691 ヘクタール、セミヨンの約3倍も栽培されているのである。

VIVC の最新データはこちら、何とフランス原産の黒葡萄ムイサゲスと同じくフランス原産の黒葡萄ネグレ・ド・ラ・カヌルグそしてトルコ原産の白葡萄 YAPINCAK FAUX と親子関係が認められた模様。恐らくあと3年後には親子関係が明らかになるはず。
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