ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Muscat à petits grains rouges Rg




末尾の Rg は葡萄の果皮色を示す略号でこの場合 Rouge ルージュの略となります。VIVC2 のパスポートデータはこちら、これまたミュスカ・ア・プティ・グラン・ブランの突然変異により果皮色がルージュに変化したものです。

拙ブログではこちらで紹介しましたが、当該葡萄ともう一つフランス政府非公認のミュスカ・ア・プティ・グラン・ノワールという2つの葡萄はどうやら混同され続けているように思います。

葡萄の果皮色がルージュ Rg か、あるいはノワール N なのかは明確な判断基準が示されていません。ミュスカ・ア・プティ・グラン・ルージュはミュスカ・ア・プティ・グラン・ブランの突然変異体ということが判っているもののミュスカ・ア・プティ・グラン・ノワールはこちらの通り今のところミュスカ・ア・プティ・グラン・ブランの突然変異による葡萄かどうかは示されていません。

さて当該葡萄が使えるアペラシヨンはパレット AOC Palette (パレットは地名ではなく絵を描くときに使うパレットを意味します)とミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ AOC Muscat de Beaume de Venise ですが、パレットは赤白そしてロゼがありますけどミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズは白しか無いというサイトが殆どです。

これは間違いで法令では白・ロゼ・赤と3つあります。法令の一部から

L'appellation d'origine controlee ≪ Muscat de Beaumes-de-Venise ≫ est reservee aux vins doux naturels blancs, roses et rouges.

文字通り甘口天然ワインの白、ロゼ、そして赤があるとの見解です。

しかし不思議なことに葡萄規定では白、ロゼと赤の別々の規定を設けていません。コピーすると

V. - Encepagement
a) - Les vins sont issus des cepages suivants : muscat a petits grains B, muscat a petits grains Rg.
b) - La complantation de muscat a petits grains B et muscat a petits grains Rg est autorisee au sein d’une meme parcelle.

昔は天然甘口のミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズに色の規定などありませんでした。

つづく
| ワイン雑感 |
| 03:48 PM | comments (0) | trackback (x) |


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