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Muresconu N 一般に Morescono 正式名称 NIEDDU MANNU




ミュレスコニュという黒葡萄、Forvo の発音はこちら、ネットで検索するとフランス葡萄に詳しいサイトではその名前を le Morescono としていますし、abcduvin.com でも「Muresconu」を検索すると「Morescono」を見よとなっています。即ちフランスで一般的に呼ばれているのは Muresconu ではなく Morescono であります。

Muresconu はフランスで実際に使われている呼称ではないみたいですし、VIVC2 が登録している正式名称でもありません。

フランス国内で当該葡萄を栽培しているのは恐らくコルシカ島の一軒の農家だけのはずなのです。その農家はこの葡萄を Morescono と呼んでおり、他に栽培する生産者は居ないはずですのでフランスで栽培される葡萄には Morescono と登録するのが筋だと思います。

で、一軒だけのその農家とはこちら、コルシカ島(コルス)は南部のアジャクシオの近くでビオディナミを実践しながらワインを造っているコルシカ貴族アバトゥッチ一家。

アバトゥッチの造るワインで当該葡萄が使われているのはこちら、葡萄は

Sciaccarello

Nielluccio 正式名称は Sangiovese

Morescola

Morescono 当該葡萄

Montanaccia 上のシャカレッロと同じ

Carcajolo Nero 正式名称はPARRALETA

Aléatico

このワインの詳細についてはこちらをご覧ください。2ヘクタールの畑に 12% Morescono ということなので単純計算するとモレスコーノの栽培面積は24アールということに相成ります。

ところがフランスで栽培される葡萄のサイトでは 2011年での栽培面積は 0.1ha 即ち 10アールでしかありません。

アバトゥッチのサイトからこちらを見ると Cuvée Collection Blanc“Général de la Révolution :Jean-Charles Abbatucci” と Cuvée Collection Blanc“Diplomate d’Empire-Il Calvalière- Don Jacques-Pascal Abbatucci” と Cuvée Collection Blanc “BR” さらには Cuvée Collection Rouge“Minstre Impérial : Jacques-Pierre-Charles Abbatucci” の4つのキュヴェ併せて2ヘクタールと解釈することが出来ます。

もし10アールしか栽培されていないと仮定すればキュヴェ・コレクシヨン・ルージュ・ミニストル・アンペリアルの部分は83アールということに相成ります。恐らくその程度でしょう。

最後になりましたがミュレスコニュ、フランスでは一般にモレスコーノ、正式名称 NIEDDU MANNU ニエッドゥ・マンヌのパスポートデータはこちら、スペイン原産のHEBEN を母として生まれた葡萄ですが現在のところ父親となる葡萄は解明できていません。シノニムは

BOVALE DI SPAGNA
BOVALE GRANDE
BOVALE MANNU
GROS NOIR D'ESPAGNA
MORESCONE
MORESCONO
MURESCONU
NEGRONI
NERO GRANDE
NIEDDA MANNU
NIEDDAERA
NIEDDOU MANNU
NIEDDU MANNU NERO A SORSO
TIEDDU MANNU

フランスに於いてモレスコーノはコルシカ島のアバトゥッチ家だけで栽培される貴重な黒葡萄ですが、イタリアではサルデーニャ島などで広く栽培されています。
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