ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Landal N




ランダルという名前の黒葡萄、拙ブログでは 2013年1月23日にこちらで取り上げた。約4年前の話ではあるが当時は某新聞社のサイトのワイン部門を任されていた人物が今は有料サイトを立ち上げている。私が取り上げた内容だが、日本のウェブ魚拓はいとも簡単に削除されてしまっているので現在は再現出来ない。こんなウェブ魚拓など何の役にも立たないではないか!

でも根本的にワインを理解出来ていない人物はいずれボロが出ると思う。

さて本筋に話を戻そう。ランダルはフランスのサヴォワ地方アン県のコミューン、Conzieu コンジューの葡萄苗木栽培所で1929年から1942年までの間にピエール・ランド氏により種間交雑を繰り返しながら開発された葡萄である。2011年現在フランス全土の栽培面積は 40ha 。

ランダルの系図は下記の通り。



念のため原本はこちら、VIVC2 のパスポートデータはこちら、親子関係とシノニムについてコピーすると

Pedigree as given by breeder/bibliography  SEIBEL 5455 × SEIBEL 8216

Pedigree confirmed by markers

Prime name of parent 1  PLANTET
Prime name of parent 2  SEIBEL 8216

Parent - offspring relationship
Breeder  Landot, Pierre

Synonyms: 3 244 LANDOT   L 244   LANDOT 244

交配に関わった人物の発表によるとランダルの母親となる葡萄の正式名称はプランテ、父親はシーベル 8216 、交配した人物はピエール・ランド。シノニムは3つで 244 LANDOT 他に L 244 、LANDOT 244 。 244 LANDOTが赤字で示されているのはフランスの公式名称とのことだがこれは不思議である。

フランス政府の公式葡萄カタログでは間違いなく公式名称 Landal N公式シノニムとして 244 Landot となっている。

遺伝子分析の結果ではないので今後この親子関係が解明されると異なる結果になる可能性もあるということだ。

何度も同じことを述べるかも知れないがフィロキセラが蔓延したとき何とかそれに屈しない葡萄を育てなければならないと云う命題があった訳で人工交配あるいは種間交雑が繰り返された訳である。

ランダルを使ったワインだがアペラシヨンを有する類にはなく、IGP では存在する。葡萄規定にその名がある IGP は次の通りである。

1. Coteaux d'Ensérune
2. Coteaux de l'Ain
3. Coteaux des Baronnies
4. Côtes de Thau
5. Côtes de Thongue
6. Côtes du Brian
7. Drôme
8. Pays d'Hérault
9. Vicomté d'Aumelas

2 のコトー・ド・ランはサヴォワ地方、3 と7 はローヌ地方の IGP であり、その他はラングドック・ルシヨンの IGP である。一応こちらのサイトに纏めてあるが、ロゼはともかく白ワインに当該葡萄が使われるとはとても思えない。法令の解釈は人それぞれなのだろう。

| ワイン雑感 |
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