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Kadarka N 正式名称 KADARKA KEK




カダルカ、正式名称はカダルカ・ケックはハンガリー原産の黒葡萄であり、主な産地はブルガリア 3,169ha と原産国のハンガリー 666ha 、ルーマニア 47ha (いずれも2008 ~2009年の統計から)というデータが VIVC2 に載っている。
フランス農学研究所 INRA 関連サイトの Réseau Français des Conservatoires de Vigne レゾー・フランセ・デ・コンセルヴァトワール・ド・ヴィーニュに載っているのでフランスでも栽培されているのだろう。

先ず最新のデータは VIVC2 のこちら、親子関係については関連性が認められるが結論は出ていないためブランクのままである。親子関係があるとされるのは2つの葡萄

DINKA ZOELD 13462
LISZTES FEHER 17061

前者はハンガリー原産の白葡萄でシノニムは5つ、DINCA VERDE、 GLITZER、 ZEDDINKA、 ZOELD DINKA、ZOELDDINKA であり、後者は同じくハンガリー原産の白葡萄でシノニムは 31 と多い。2つの葡萄はカダルカの親か子孫かは分かっていないはず。

ところが INRA 関連サイトでは親子関係について次のように示している。

Mère/parent1 réel : Totika
Père/parent2 réel : Papaskarasi

即ちカダルカの母親はハンガリー原産の黒葡萄 Totika トティカで父親はトルコ原産の黒葡萄 Papaskarasi パパスカラジとしている。しかしながらこの親子関係はさらに遡るとトティカの父親がカダルカとなっているので矛盾していると INRA も弁えているようだ

カダルカの親子関係については今後の遺伝子解明を待つしかないだろう。

さてこのカダルカで造られたワインをローマ法王ピウス9世に毎年送っていた人物が存在するという。それは何とハンガリーの偉大なる作曲家でピアニストのFranz Liszt フランツ・リストということだ。
| ワイン雑感 |
| 09:38 AM | comments (0) | trackback (x) |


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