ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Grolleau N 正しくは Grolleau noir



いつものことだがフランス政府は自国で定めるワイン法や国として定める葡萄の名称に「B」「N」あるいは「Rs」「G」「Rg」などの略号を付随させている。一見分かりやすいようだが、これが葡萄の名前ではなく人名だったらどうだろうか?

例えば SHINZOU ABE J などと表記すると、JAPANESE の略号ならいざ知れず、葡萄みたいに皮(膚)の色黄色を示す Jaune の略号としたらどう思われるか? 苦情が寄せられるのではないか? どんなモノに対しても歴とした名称に略号を付け加えるとは如何なものかと云いたい。

さて本題に戻ろう、グロロー・ノワールという黒葡萄。グロと名の付くモノ、日本ではグロテスクを想像されるかも知れないがフランスではでかいことを意味する。葡萄の粒がでかいのか、房全体がでかいのか、あるいは葉っぱがでかいのか、とにかく何か特徴があるとすればデカイということ。

VIVC2 のパスポートデータはこちら、親子関係は前回紹介したときと同様で

Pedigree confirmed by markers  HEUNISCH WEISS × ?
Prime name of parent 1  HEUNISCH WEISS
Prime name of parent 2  ?

母親はフランスで忌み嫌われた葡萄グエ若しくはグエ・ブラン、正式名称ホイニッシュ・ヴァイスであるが父親は依然不明のままである。

シノニムは前回の拙ブログから増えて次の通り

BOURDALES
FRANC NOIR
GAMAY DE CHATILLON
GAMAY GROSLOT
GLOIRE DE TOURS
GROLLEAU
GROLLEAU DE CINQ-MARS
GROLLEAU DE TOURAINE
GROLLEAU DE TOURRAINE
GROLLEAU DE TOURS
GROLLEAU DES MAHE
GROLO CHERNYI
GROLOT NOIR
GROS LOT
GROSLOT
GROSLOT DE CINQ-MARS
GROSLOT DE VALERE
GROSLOT DE VALLERES
GROSLOT NOIR
MOINARD
MOINARD GROLLEAU
NERI
NOIR DE SAUMUR
PINEAU DE SAUMUR
PLANT BOISNARD
PLANT MINI
ROSE D'ANJOU

グロロー・ノワールやグロロー・グリの類はフランスのそれもロワール流域にしか栽培されていない。
ちなみにフランス政府は公認していないがグロロー・ノワールの突然変異で生まれた GROLLEAU BLANC グロロー・ブランも実在する葡萄である。

グロロー・ノワールの関わるフランスの AOC に関しては前回の拙ブログをご覧あれ。こちらや、IGP の葡萄規定に詳しいサイトも紹介しておく。
| ワイン雑感 |
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