ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Grolleau gris G



グロロー・グリ、末尾の G はグリ色即ち灰色という果皮色を示す略号なので、そのまま読むとグロロー・グリ・グリとなってしまうのは如何なものか。フランス政府は登録名称を Grolleau gris に改めるべきである。

ちなみに VIVC2 ではフランス政府の登録名称 Grolleau gris G をシノニムとは認めていない。
VIVC2 のサイトはこちら、念のためウェブ魚拓を取っている。グロロー・グリはグロロー・ノワールの突然変異により生まれた葡萄としている。グロロー・ノワールは次回に書く予定。シノニムは3つしかない。

GROLLEAU
GROSLOT DE LA THIBAUDIERE
GROSLOT GRIS


画像はいつものフランスで栽培される葡萄のサイトから拝借した。拙ブログではこちらで紹介している。ここではグロロー・グリが使えるアペラシヨンについて書いているが、2番目のアペラシヨン・アンジューではアンジュー・ムスー・ブランではあくまで補助葡萄、即ち使わなくても良い葡萄であり、同じくアンジュー・ムスー・ロゼでは主たる葡萄の一つとなっている。
また6番目のアペラシヨン・フィエフ・ヴァンデアンでは地域名称ブレムを伴う白ワインで補完葡萄、その割合については

La proportion du cépage principal est supérieure ou égale à 60 % ;
- La proportion des cépages complémentaires est supérieure ou égale à 10 %

シャルドネとの合計は 10% 以上使わねばならない所謂必須葡萄。

同じくアペラシヨン・フィエフ・ヴァン・デ・アンの地域名称ブレムを伴うロゼでは補助葡萄、使っても使わなくても良い葡萄と定められている。

次に7番目のトゥーレーヌではロゼのスティルワインとロゼ泡、そしてプリムール若しくはヌヴォーの表示を伴うロゼワインに限り使うことが出来、白泡にも使うことの出来る葡萄の範囲に入っている。しかし必ずしも使うことを前提とした規定ではなく、あくまで使用が認められる葡萄の仲間入りしているに他ならない。

さて冒頭に紹介した葡萄房の画像をよくご覧あれ。この画像では葡萄の房はグレーと云わればそんな感じだが先日のグルナッシュ・グリの画像とはあまりにも異なる色合いである。

グロロー・グリのフランスでの栽培面積は 2011年現在 457ヘクタール。メジャーなグリ色果皮の葡萄の中では一番少ない栽培面積である。アペラシヨンを有するワインに使えるグリ色果皮の葡萄は次の通り。

Pinot gris 2,749ha
Grenache gris 1,574ha
Sauvignon gris 660ha
Grolleau gris 457ha

グロロー・グリの関わる AOC についてはこちら、IGP まで網羅しているのがこちらのサイトである。検証はしていないのであくまで参考にという程度の紹介である。
| ワイン雑感 |
| 02:14 PM | comments (0) | trackback (x) |


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