ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Garonnet N




ガロネとはガロンヌ川(Garonne)に「t」を付け加えただけ。ボルドーの右岸若しくはアントル・ドゥー・メール付近で造り出されたものかと思いきや、意外にもドローム県で開発された葡萄である。
拙ブログでは3年前にこちらで紹介した。

所謂種間交雑により生まれた葡萄であり、親子関係を示す系図はかなり複雑である。

VIVC によると親子関係は次の通り

Pedigree as given by breeder/bibliography  SEIBEL 7053 × SEIBEL 6905
Pedigree confirmed by markers
Prime name of parent 1  CHANCELLOR
Prime name of parent 2  SUBEREUX 本来は SUBÉREUX

即ち開発者の説明によると母親シーベル 7053 、父親シーベル 6905 による交配とのこと。遺伝子解明の結果母親の正式名称はシャンスラ、父親はシュベルーである。シーベル 7053 はシャンスラのシノニムであり、シーベル 6905 もシュベルーのシノニムであるからこの説明に矛盾は無い。

シャンスラの系図は


シュベルーの系図は


種間交雑の葡萄、元を辿っていくのは大変な作業である。

フィロキセラに耐性を持つこの葡萄昔はフランス各地で広く栽培されたのだがワイン法により栽培が制限され今では2つの IGP の葡萄規定にその名が載っているだけとなった。

尚、VIVC の新しいデータでは栽培面積も書き換えられており、フランスだけの栽培で諸外国に移植された形跡は消えている。



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