ワインと葡萄

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Gamay de Bouze N 正式名称 Gamay Teinturier de Bouze




ガメイ・ド・ブーズ、本来の名称はガメイ・タンチュリエ・ド・ブーズという黒葡萄。タンチュリエとは果肉まで色付いたという意味で果汁も緑色ではなく紫色。画像はフランスで栽培される葡萄のサイトから拝借した。

VIVC のパスポートデータはこちら、昔のデータは消えてしまったため閲覧不能だが、3年ほど前はガメイ・ノワールの突然変異となっていたはず。

現状では親子関係については全く記載が無くガメイとの関連性も無い状態である。

これは推測だが、シノニムから考察すると昔に於いてマルサネに含まれるコミューン・Couchey クシェ 若しくはサヴィニーの近く Bouze-lès-Beaune ブーズ・レ・ボーヌで見掛けられたはず。

そのシノニムは次の通り

GAMAY DE BOUZE
GAMAY MOUROT
MOURAUD
MOUREAU
MOUROT
MOUROT DE RUSSILLY
PETIT MOUROT
PLANT DE BOUZE
PLANT ROUGE DE BOUZE
ROSSO DI BOUZE
ROSSO DI COUCHY
ROUGE DE BOUZE
ROUGE DE COUCHEY

さてこのガメイ・ド・ブーズのフランスでの栽培面積は 2011年で 190ha とかなり広く、5つのアペラシヨンで補助葡萄として法令にその名が載っている。一例を挙げると AOC Beaujolais

1°- Encépagement
a) - les vins blancs sont issus du seul cépage chardonnay B.
b) - Les vins rouges et rosés sont issus des cépages suivants :
- cépage principal : gamay N ;
- cépages accessoires : aligoté B, chardonnay B, gamay de Bouze N, gamay de Chaudenay N, melon B, pinot gris G et pinot noir N.

2°- Règles de proportion à l'exploitation
a) - La conformité de l’encépagement est appréciée, pour la couleur considérée, sur la totalité des
parcelles de l’exploitation produisant le vin de l'appellation d’origine contrôlée ;
b) - La proportion des cépages accessoires gamay de Bouze N et gamay de Chaudenay N, ensemble ou séparément, est inférieure ou égale à 10 % de l’encépagement ;
a) - Les autres cépages accessoires sont autorisés uniquement en mélange de plants dans les vignes, et leur proportion totale est limitée à 15 % au sein de chaque parcelle.

ボージョレ・ブランはシャルドネだけしか使えない。
ボージョレの赤とロゼの主要葡萄はもちろんガメイ・ノワールで補助葡萄を混ぜる場合は所謂混植ガメイ・ノワールの畑に一緒に植えた場合のみ許可される訳でその栽培比率は最大で 15% だが、当該葡萄とガメイ・ド・ショドネは最大で 10% と抑えられている。補助葡萄は他にアリゴテ、シャルドネ、ムロン、ピノ・グリそしてピノ・ノワールである。

ボージョレ以外のアペラシヨンはコトー・デュ・リヨネ、ブルゴーニュ・ムスー、コトー・デュ・ブルギニョンそしてロワールのオー・ボワトゥで詳しくはこちらを開いてご覧あれ。

一応こちらのサイトも紹介しておくが見るだけで疲れてしまうかも知れない。

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Gamaret N




フランス語では普通ガマレと読むはずだが英語読みしてギャマレと発音する人が多いようだ。画像はフランスで栽培される葡萄のサイトから拝借した。どういう訳かフランスではボージョレ地区で栽培されている模様だ。

先ずは2つのサイトをご覧頂きたい。こちらシャトー・ド・レクレールはボージョレで結構有名な生産者であり、こちらもボージョレの生産者である。たまたまネットで検索するとスイスのワイン以外にヒットしたのはこの2つであるからボージョレ地区での栽培が多いはずと思う。あくまで推測であるが。

VIVC のパスポートデータはこちら、主たるデータをコピーすると

Country of origin of the variety  SWITZERLAND
Species  VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography GAMAY NOIR × REICHENSTEINER
Pedigree confirmed by markers  GAMAY × REICHENSTEINER
Prime name of parent 1  GAMAY NOIR
Prime name of parent 2  REICHENSTEINER
Breeder  Jaquinet, Andre
Year of crossing  1970

ギャマレは1970年にスイスはヴォー州のピュリーにあるドメーヌ・ド・コドズで、アンドレ・ジャキネにより、ガメイ・ノワールライヒェンシュタイナー(ドイツで交配により造り出された白葡萄)の交配によって作り出された黒葡萄である。灰色かび病に強いためスイスで好んで栽培されている

スイスの葡萄について詳しいサイトによるとスイスで最大の栽培面積を誇る葡萄はピノ・ノワールで4207 Ha (28.40%)。次いでシャスラ・ブラン3838 Ha (25.90%)、ガメイ・ノワール、メルロー・ノワール、ミュラー・トゥルガウに次ぐスイス第6位の栽培面積を持つ(425 Ha 2.90%)のが当該葡萄のギャマレである。

ところがフランスでの栽培面積は僅か 9ha 。母親葡萄のガメイ・ノワールが好んで育つ花崗岩崩落土壌であるから、ボージョレ地区の栽培に向いているのは当然であろう。

いつもながらこちらのサイトを見る限りフランス全土で栽培されていると錯覚してしまうが・・・。
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