ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Carmenère N


フランス農水省が公式に発表するフランスで栽培されている葡萄目録最新版 からアルファベット順に取り上げています。

画像はフランス語のウィキペディアから拝借しました。

3年前の拙ブログはこちら元祖フランス葡萄に詳しいサイトでは3年前確かに「Carménère」と綴っていたのですが、現在はこちら の通り真ん中にあったアクサン・テギュが消えています

VIVC の表記はすべて英語ですので何も付加されないアルファベット表記、ですから読み方が分からないことしばしば。

3年前のVIVC のパスポートデータはこちら 、確かにそのペディグリーについては

Original pedigree  CABERNET FRANC × GROS CABERNET
Prime name of pedigree parent 1  CABERNET FRANC
Prime name of pedigree parent 2  GROS CABERNET

となっていた訳ですが、2014年9月3日の改訂でこちら となりその親子関係は

Pedigree as given by breeder/bibliography  MOURAL × CABERNET FRANC
Pedigree confirmed by markers  MOURAL × CABERNET FRANC
Prime name of pedigree parent 1  MOURAL
Prime name of pedigree parent 2  CABERNET FRANC

カベルネ・フランは母親とされてきたのが父親へと、また片方の親はグロ・カベルネからムラルへと変更になりました。この時点ではシノニムの数は34。拙ブログではこの変更があったことについてこちら で書いています。

一番新しいデータはこちら、シノニムが1つ増えています。このように葡萄のルーツについてはコロコロ変わる可能性が高いのでお高い「ワイン用葡萄」の事典などあくまで参考書としてお考え頂いた方が賢明であります。

元祖のサイトでは旧来の親子関係を載せていますし INRA 関連サイト ではペディグリーの記載がありません。これから先、更なる変更があるのかも知れません。

さてこのカルメネールですがこの葡萄を使うことの出来るアペラシヨンはボルドー全域と云いたいところですがブールもしくはコート・ド・ブールポムロルは例外ですのでご注意下さいませ。サイトではこちら にこと細かく載っています。 IGP の葡萄規定まで気になる人にはこちら をどうぞ。

晩秋の頃この葡萄の葉は紅葉するので目立ちます。チリでこの葡萄が見つかったのも紅葉のおかげでありました。今ではカルメネールはチリで増殖され世界でトップの栽培面積を誇ります。ちなみに栽培面積は7,054.00ha (2008年のデータ) 、2位はチャイナで1,218.00ha (2009年)であります。

尚、チリで当該葡萄が発見されたのは1991年モンペリエの大学教授クロード・ヴァラ氏の訪問の際であり、DNA 解析の結果その3年後にカルメネールであることが分かったというつい最近のことであります。ことの顛末についてはこちらをご覧下さい。
| ワイン雑感 |
| 03:31 PM | comments (0) | trackback (x) |


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