ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Cuve ovoïde verticale modèle MC

画像はノンブロ社のサイトから拝借しました。

先ずはこちらのブログをご覧下さい。今から2年半ほど前の記事ですが、アンフォラと云われているのは実はフランスのノンブロ社の製品ワインの熟成用コンクリート・タンクであります。

何と日本にも代理店があるみたいでこちらをご覧下さい。

このタンクは元々ローヌの名門シャプティエの考案によりノンブロ社に生産依頼されたもののはずですが、シャプティエは特許の申請などしなかった模様で現在ではノンブロ社の製品として世界中に売られています。小さい方は MC-6 内容量 6.7hl ボルドーでよく使われる樽約3個分の容量であります。お値段は1基 US$ 6,000 とか。

日本代理店のサイトによると原材料はセメントと洗浄されたロワールの砂と小石と塩素処理しない天然水とのこと。

使用に先だって内面を酒石酸処理することが必要であります。この処理は30% 酒石酸水溶液をタンク内部にスプレーすることにより可能であり、24時間後にもう一度酒石酸溶液をスプレーして完了、冷水で内部リンスしてから使用とあるので酒石酸が内部にこびりつくまで待つ必要などはありません

独特の形状は自然対流を生むのか、バトナージュしなくても澱が自然に攪拌されるとのこと。またミクロ・オキシジェナシヨンによりタンニンが酸化され適度に熟成が進むことも効果の一つとなっています。さらに白ワインの熟成はミネラル分が増すとのことで白ワインの生産者、あるいはシャンパーニュの生産者も使っているとのこと。

ちなみにこのタンクを既に白ワイン造りに使用しているのはスペインのアルベット・イ・ノーヤ、ワイン名はは Xarel.lo el Fanio 、シャンパーニュではラルマンディ・ベルニエなど複数の生産者で使われています。

先程ご紹介したブログによると 2012年ヴィンテージからシャトー・ポンテ・カネはその一部(15%)をこのコンクリート・タンクで熟成したワインをブレンドするとか。シャトーのサイトを見ると熟成には樽とナチュラル・セメントとあるのでこのタンクのことを指すのでしょうね。
| ワイン雑感 |
| 04:36 PM | comments (0) | trackback (x) |


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Copyright © 2006 ワインと葡萄::2015年10月12日
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