ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Cabernet Sauvignon N


画像はフランスで栽培される葡萄のサイトのこちらから拝借しました。

カベソー、カベルネ・ソーヴィニョンは拙ブログのこちらで書いたのが3年前、かなり手抜きで申し訳ございませんでした。ネット上に2年前のカベルネ・ソーヴィニョンのVIVC パスポートデータが残っておりました。こちらですが、シノニムは54 例紹介されていました。

現在のパスポートデータはこちらでシノニムの数は58 に増えています。

2年前のデータが保存されていることは非常に有意義であります。2年前のデータと比べると親子関係に相違が見られたり、全く別の葡萄との関連が見つかったりなどと葡萄の遺伝子解明の途上であるため、試行錯誤の様子が窺えるように思います。

カベルネ・ソーヴィニョンのフランスでの栽培面積は2011年度のデータはこちらのサイトから 53,024 ha とあります。カベソーはボルドー全域だけではなくロワール河流域そしてラングドックでも広く栽培されています。

さてカベルネ・フランのモノ・セパージュというアペラシヨンは先日ご紹介した AOC オルレアン・クレリですが、カベソーだけに限定されたアペラシヨンは存在しません。もちろんボルドー全域のいかなるアペラシヨンであっても(赤ワインに限りますが)カベソー100% でワインを造ることは可能であります。

近年カベソーが人気になったのは云うまでもありませんが、フランスでは5大シャトー即ちメドックのシャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥール、シャトー・ムートン、シャトー・マルゴーそして当時はグラーヴのシャトー・オー・ブリオンが第1級格付けを持っていたことでワイン好きといわれる富裕層に持て囃されました。これらのシャトーはもちろんカベソー主体でありました。

またカリフォルニア高級ワインの台頭がカベソー人気に拍車を掛けました。第何次ブームかどうかは存じませんが1970年代のカリフォルニアワイン、大きくマスコミに取り上げられたのはナパの高級赤ワイン、その殆どはカベソー主体のものが殆どでした。

ケイマス・イズ・フェイマスでお馴染みのケイマス・ヴィンヤードのスペシャル・セレクションハイツ・セラーのマーサズ・ヴィンヤード、後のダン・ヴィンヤードのハウェル・マウンテングレイス・ファミリー、そしてジョイント・ヴェンチャーのオーパス・ワン、ペトリュスのムエックスがアメリカに進出して造ったドミナスもカベソー主体のワインであります。

カリフォルニアの高級赤ワインで一世を風靡したカベソーは後のお話しですがチリ・ワイン・ブームのときも持て囃されましたね。

それが1982年ヴィンテージのペトリュスの出現、というよりそのワインに点数付けした評論家の出現からメルロー・ノワールが取り上げられるようになりました。爾来ボルドーの中では最も小さな範囲のアペラシヨンの一つボムロールが大きく取り上げられるようになりました。

赤ワインの葡萄品種も流行廃りがあるのでしょうね。

でもこれら3品種は先日申し上げたようにすべてカベルネ・フランの親戚筋であります。今後大きく取り上げられて然るべきは本家カベルネ・フランであると私は考えます。
| ワイン雑感 |
| 02:51 PM | comments (0) | trackback (x) |


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