ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Bourboulenc B その3
白葡萄ブルブランクについて書いてますが、この葡萄を主要品種としているアペラシヨンについて、残りのアペラシヨンはヴァケラスとヴァントー。まずは AOC Vacqueyras 。

昔の呼称はコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴァケラス、いつの間にかコート・デュ・ローニュ・ヴィラージュから独立した模様です。調べてみると 1967年8月25日付けでコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ヴァケラス、それから単なるヴァケラスに呼称が変わったのが1992年のはずです。
ヴァケラスは大変小規模なアペラシヨンでその範囲は Vacqueyras と Sarriansサリアンの2つのコミューンに限られます。地図で示されているのはこちら、またヴァケラスとサリアンの位置はコミューン・ドット・コムのサイトからこちらをご覧下さい。AOC ヴァケラスの範囲は AOC シャトーヌフ・デュ・パープの北側で AOC ジゴンダスの南側と云うことになります。尚、このヴァケラスの範囲の東あるいは東南側は天然甘口ワインに使われるミュスカの産地であります。

現在の AOC ヴァケラスの法令詳細を見て白ワインに関する葡萄規定をコピーさせて頂くと

a) - Les vins blancs sont issus des cepages suivants : bourboulenc B, clairette B, grenache blanc B, marsanne B, roussanne B, viognier B.

a) - Vins blancs :
Chacun des cepages ne peut representer plus de 80 % de l’encepagement.

ブルブランクは確かに主要なる葡萄の一つとして載っていますが他にクレレット、グルナッシュ・ブランとマルサンヌ、ルサンヌ、そしてヴィオニエ同様それぞれ80% を超えることは出来ません。即ち上記の葡萄であれば何でもよく、1種類の葡萄の上限は80% ということで、上記の中の他の葡萄を必ずブレンドする必要があるということ。

ですがこのアペラシヨンのデータは次の通り

La Production est de 44 663 hl (2005) soit rouge 98% , rosé 1% , blanc 1% .
En 2005 il y a 192 viticulteurs dont 87 vinificateurs (74 caves particulières, 7 caves coopératives, 6 négociants)

殆どが赤ワインで白・ロゼはたったの 1% に過ぎません。

生産量が赤と比べるとごく僅かなヴァケラスの白ワインですから、葡萄規定が甘くなっても致し方ないというのが実情ではないでしょうか。ネットに出ているヴァケラスの白ワイン、セパージュを見るとグルナッシュ・ブランとルサンヌ、グルナッシュ・ブランとヴィオニエなどを見掛けますが、ブルブランクを最も多く 50% 使われているのはこちら

一つでもその実例があるので AOC ヴァケラスではブルブランクは主たる葡萄と云って問題ないはずです。

最後にこのブルブランクを主要品種としているアペラシヨン、ヴァントーを取り上げます。
| ワイン雑感 |
| 05:44 PM | comments (0) | trackback (x) |


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