ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Aubun N

正式名称はノワールなど伴わないAubun 、スペルは Aubin と似ていますが Forvo のこちらによると、Aubin と同様に「オ(ー)バン」と発音するみたいです。画像は VIVC のサイトのこちらから拝借致しました。

拙ブログでは3年ほど前にこちらで取り上げました。

原産地はフランス南部、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏に属するヴォクリューズ県で、フランスの葡萄に詳しいサイトによるとモン・ヴァントウの麓とのことであります。

1956年2月にフランス全土を襲った霜害のあと、フランス政府は地域別に「推奨」、「認可」、「当面容認」という葡萄規定を設け、霜害で植え替える際の栽培面積について規制した訳です。当時この Aubun は推奨葡萄として認められたため栽培面積が飛躍的に増えたのですが、AOC ワインには使うことが出来ないため、だんだんその栽培面積は減少した訳です。

フランスで栽培される葡萄のサイトからこちらをご覧下さい。栽培面積の推移がお分かり頂けます。

さてこの葡萄のシノニムは現在のところ次の通りです。コピーさせて頂くと

CARIGNAN DE BEDOIN
CARIGNAN DE BEDOUIN
CARIGNAN DE GIGONDAS
CASTELINO
GROSSE ROGETTAZ
GUEYNE
MORESCOLA
MOTARDIE
MOUSTARDIER
MOUSTARDIER NOIR
MOUTARDIER
MURESCOLA
QUENOISE

前回の拙ブログでは11ありましたが2つ増えて現在では13報告されています。比較のため3年前の拙ブログからコピーすると

CARIGNAN DE BEDOIN
CARIGNAN DE BEDOUIN
CARIGNAN DE GIGONDAS
COUNOISE
GUEYNE
MORESCOLA
MOTARDIE
MOUSTARDIER
MOUSTARDIER NOIR
MOUTARDIER
QUENOISE

以前シノニムと登録されていた COUNOISE が消え、新しく CASTELINO 、GROSSE ROGETTAZ そしてMURESCOLA が加わっております。後者2つは3年前の時点で INRA でシノニムとされていましたが VIVC には登録されていませんでした。消えるシノニムもあれば新しく登録されるシノニムもある訳でシノニムも時と共に変わると云うことです。

さてこのオ(ー)バンですが単純な味わいというか深みのあるワインには仕上がらないという理由で AOC ワインには使われませんが、IGP のワインには広い範囲で認可されています。例えばこちらをご覧下さい。Aubun 100% で造られたロゼです。この他「100% Aubun」で検索するとヴァン・ド・ターブルのロゼが多数ヒットします。

結論で申し上げると Aubun オーバンは南フランスのロゼに使われる葡萄というのが現状みたいです。

例のフランスの葡萄とワインのサイトはこちら。まあ厳密に申し上げると実情とは違うかも知れませんが、法令の葡萄規定が杜撰なため法令に忠実といえばそれまでですけど。

| ワイン雑感 |
| 11:19 AM | comments (0) | trackback (x) |


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