ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Arinarnoa N

画像は Le catalogue des vignes cultivées en Franceのこちらから拝借しました。

発音はアリナルノア、フランス語の冠詞を付けた Forvo のサイトはこちらを開いてお聞き下さい。普通に「ラリナルノア」と聞こえるはずです。

VIVC のパスポートデータはこちらでよく見るとこんな記述があります。コピーさせて頂くと

Species VITIS VINIFERA LINNÉ SUBSP. VINIFERA
Pedigree as given by breeder/bibliography MERLOT ROUGE × PETIT VERDOT
Pedigree confirmed by markers TANNAT × CABERNET SAUVIGNON
Prime name of pedigree parent 1 TANNAT
Prime name of pedigree parent 2 CABERNET SAUVIGNON
Breeder Durquety, Pierre Marcel
Breeder institute code
Breeder contact address Institut National de la Recherche Agronomique
Centre de Bordeaux
Station de Recherches de Viticulture
Year of crossing 1956

即ち 1956年の INRA の発表ではメルロー・ルージュ×プティ・ヴェルドだった訳ですが後の遺伝子解析の結果メルロー・ルージュではなく正式名称タナが母親、プティ・ヴェルドではなくカベルネ・ソーヴィニョンが父と判明したと云うことであります。

拙ブログではこちらで取り上げましたがその時点ではサイトにより異論があったものの現在ではほぼ VIVC の説を採用しているみたいです。フランスの葡萄に詳しいサイトも現在はこちらの通りタナとカベソーの交配種であると変更しています。

但しフランス農学研究所だけは自説を曲げていません。こちらにウェブ魚拓を取らせて頂きましたがコピーさせて頂くと

Origine : L'Arinarnoa est un cépage obtenu par l'INRA de Bordeaux en croisant le Merlot N et le Petit Verdot N.

オリジンについて、アリナルノアはボルドーのフランス農学研究所にてメルローとプティ・ヴェルドの(人工)交配により得たとしたままであります。

さてこの葡萄の栽培面積は 2011年のデータによるとフランスでは 168ha と、あまり知られない葡萄の割には植えられていてワインに使われているみたいです。
例によってこの葡萄を使える IGP についてはこちらをご覧下さい。もちろん御三家も含まれています。

| ワイン雑感 |
| 05:49 PM | comments (0) | trackback (x) |


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