ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

とある日本料理店
予約の時間に扉を開けたのですが、店内にはお客さんが2名座っておられるだけで、「いらっしゃいませ」の言葉もなければ、従業員の方の姿は何処にもありません。

で、カウンターから大きめの声で「ごめん下さい」と声を掛けると、やっと娘さんが出てきました。と同時に奥さんも出てこられ・・・ 「ご予約の○△□様ですか?」と。まず客の迎え入れ方に大きな疑問であります。

カウンターは6席ですが、他には予約を取らないと云うことで真ん中に2席用意してありました。そこではじめて主人が「いらっしゃいませ」と挨拶。でもこの人、こちらの顔も見ず目線を合わそうとしないのです。やっとおしぼりが出て、食前酒を勧められ・・・。


先付けの登場なのですが・・・ 冷蔵庫から既に盛られてラップを掛けられた器を取り出し、黄身酢をかけて折敷にポンと置かれるのです。お料理の説明もなければ「お待たせしました」の一言もありません。


本来土瓶蒸しとは「土瓶に入れた吸い物を蒸し器に入れて蒸す」のが原則なのですが、このお店では居酒屋風にガスコンロに土瓶を並べて直火で加熱するのです。その土瓶のなかには沸騰しすぎて、出汁をつぎ足しされるご主人・・・ 見てはいけない光景であります。

私に供された土瓶も蓋を開けようとすると火傷しそうな高温のまま。添えられる酸橘は種を取り除き、周囲は面取り。これは高級料理店に良くあるお仕事。調理法は居酒屋スタイルですが添え物の仕事はしっかりされてます。なんだかアンバランス。


で、土瓶の中身の松茸は香りよく歯触りも良いので安物ではありません。出汁は沸騰させたため渋みというか苦みが少々。


刺身は短冊から引かれる訳ではなく、冷蔵庫のタッパーから予め人数分取り分けられた切り身をお皿に盛られるだけ。烏賊はともかく鯛は半ば締まり気味。一方白髪大根はお見事、縒り人参、縒り大根もビシッと決まっています。

刺身醤油は? 山葵はグッド。

刺身とは客に出す寸前に皮を引き、柳刃包丁で引かれるのが本来の姿であるはず。

この刺身盛り合わせ、あしらいを除けばスーパーで売られている刺身盛り合わせと殆ど変わりありません。


梭子魚棒ずしは美味しい。ガリ生薑を入れ忘れてそのまま供されかけたお席もありましたが。


焼き物は秋刀魚の塩焼き、秋刀魚の大きさにに比べて染めおろしがたっぷり。

▼続きを読む
| 食べ歩き |
| 01:12 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインと葡萄::2014年09月14日
All Rights Reserved./Skin:oct