ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

アペラシヨンとプロデュイ
原産地統制呼称法について誤解している人が多いのには驚きます。ワイン法の存在しない日本と異なりフランスではそこそこ厳格なワイン法があり、その詳細はINAOのサイトで公開されています。

本日のクレームは次の通りです。

「アペラシヨン・ジュランソン・セックは存在しますよ」とのこと。

先日アップしたジュランソンの辛口ワイン、もう一度画像をご覧下さい。こちらです。これは所謂表の顔ですが、エチケットではありません。なぜならば法律で定められる要件を満たしていないからであります。

エチケットには法律で定められた記載が要求されます。その要件が満たされているのは実は裏ラベル。本日提示する画像をよくご覧下さい、上から生産者名、ワイン名これがジュランソン・セックですが、その下がアペラシヨン、原産地統制呼称法で定められたアペラシヨン名の記載であります。「アペラシヨン」と「コントロレ」の間に挟まれたのがこのワインのアペラシヨンなのですがジュランソン・セックとは示されていません。前述の通りこのワインのアペラシヨンはジュランソンであります。

他に必要なのはアルコール度数とボトルの内容量の表示、また生産国はフランスと明記しなければなりません。生産者の本社所在地は示す必要がありますがヴィンテージはその限りではありません。

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第68回直心の日本料理とワインの夕べ
これまた久し振りにワイン会の記事も復活させて頂きます。

人の好みは人それぞれであり、ご自身にとって最も居心地の良い店こそ三つ星レストランと考えます。外国の評価本がわざわざ日本にやってきて勝手に評価をしていますが、例えば大阪のフレンチで最初に☆を多く付けた店など(その後星を1つ落としてしまいましたが)私にとっては最低の店でありました。

人によってその評価はまちまちなので他人がどう評価するなどどうでも良いことと私は思います。私の好む店は先ず第一に素材が良いこと。2番目はお店が清潔で明るいこと。3番目として禁煙の環境であること。4番目としては食事以外に楽しめる要素が多いこと。

素材が良ければワインと良く合うものです。


先ずは突き出しの3連発。最初は殻付きの生海胆。北海道産の紫海胆ですがトゲトゲが動いている実に新鮮なもの。スプーンですくって口にするとツブツブ感がハッキリと分かります。口の中ですぐ溶けるような海胆なんて美味しいはずがありません。


2番目は素麺南瓜の上に蒸し上げた真魚鰹、それにチリ酢を掛けて頂きます。このチリ酢が吉兆流で美味しい。


そして剣先烏賊はミミとゲソまで盛られ旨出汁で頂きます。青いのは叩き陸蓮根。


お椀は焼いた赤甘鯛に若布、いずれも淡路のもの。吸い地はぐじをほぐすとその旨味に拍車が掛かります。秋田から取り寄せの蓴菜のプリプリ感は堪りません。吸い口は輪柚子ですがとても効果的です。


お造りはいつも2品登場しますが最初は眞子鰈の薄造りで縁側と生肝が添えられポン酢醤油で頂きます。夏場に旨い白身は鰈の類です。


2番目はいずれも淡路産の胡椒鯛と蛸。半生の蛸が特に出色、これは家庭で真似出来ない味です。


凌ぎに無花果のごまだれ、あられが添えられると楽しい食感になります。

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| 食べ歩き::直心の会 |
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