ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Roussanne 続き
昔はシャトー・グリエやコンドリューでしか栽培されていなかったので希少価値もあったかも知れませんが、今や北部ローヌだけでなくローヌ全般からラングドックにまで栽培が広がり、アペラシヨンを有しないワインの中にもビックリするほど美味しいワインが存在します。しかしながらこの期に及んでどこかの有名どころのオーナーはシャトー・グリエを自分の手中に収めました。世界中に「飲んだことの無い人」が増え続けている訳ですからこの手の「珍品ワイン」は高く売れるのでしょうね。ですけどこれより旨いワインは星の数ほど存在するはず。まだまだラベルを尊重する人が多いと云うことです。

さて脱線してしまいましたが本題に戻ります。ルーサンヌ、見直されたのはごく最近のお話しで栽培面積がマルサンヌを上回ったのは恐らく 2010年のことだったはず。日本では赤白共にまるで特級扱いされている南部ローヌのアペラシヨンでルーサンヌ 100% の白が持て囃されてからではなかったでしょうか。ブームに乗れとばかり、ルーサンヌ栽培に拍車が掛かったのかも知れません。

このアペラシヨン、認定された領域だけで 3,210ヘクタールもあります。 AOCシャトー・グリエなど僅か 3.5ヘクタール程度ですから、シャトー・グリエの1,000倍に近いとてつもなく広い範囲のアペラシヨンなのに異常にお高い価格で取引されている銘柄が少なくありません。知らない人が多すぎた結果今の現状がある訳です。

さてさて画像をご覧下さい。

ルーサンヌの葡萄房の一例はこちらこちら
シノニムは24報告されていて、前述のルブロに似た REBELLOTREBOLOT などがあり、シャンパーニュで問題になったフロモントーによく似た FROMENTEAU、サヴォワのアルテスのシノニムである ROUSSETTE が報告されていると云うことはこれらの葡萄とよく間違われていたことを意味するはず。

ルーサンヌを使うワインはコート・デュ・ローヌを筆頭に沢山のアペラシヨンが含まれます。いつもの Devignes en vins... からこちらをご参考に。アペラシヨン・ラングドックは現在一つに纏められていることとアペラシヨン・コトー・デュ・トリカスタンは原発事故の後アペラシヨン・グリニャン・レ・ザデマールに変更されたのが反映されていませんが、ちょっと数が多すぎるので検証は省略致させて頂きます。

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| 04:24 PM | comments (0) | trackback (x) |


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Copyright © 2006 ワインと葡萄::2013年05月07日
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