ワインと葡萄

ワイン用ブドウラボ、たまにピアノ

Roussanne
Roussanne B

ルサンヌというカタカナ表記を見掛けますが Forvo のサイトからこちらを開いてお聞き頂くとルーサンヌの方がより近いと思います。もっとも「フーサンヌ」の方がより原語に近いかも知れません。フランス語の「R」は日本人には難解な発音であります。

さてコート・デュ・ローヌ全般ではお馴染みの白葡萄、昔はこのルーサンヌよりマルサンヌが優勢と伝えられていたのですが現在はこれらに取って代わってヴィオニエが最も多く栽培されるようになりました。

マルサンヌのパスポートデータはこちら、ルーサンヌはこちら、現在人気の高いヴィオニエはこちらです。

栽培面積のご確認は新フランス葡萄品種のサイトからマルサンヌはこちら、ルーサンヌはこちら、そしてヴィオニエはこちらです。

我が国ではヴィオニエを未だに稀少品種としてお高い値段を付ける輸入業者が後を絶ちませんが、グラフをご覧になればお分かりの通り植え付け面積は 2011年現在フランス全土で 5,419ヘクタールもあります。マルサンヌが 1,435ヘクタール、それを追い抜いたルーサンヌが 1,629ヘクタールですので2つの合計を遙かに上回る数値であります。


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Roublot
Roublot B

ルブロと読むはずの白葡萄、Forvo によるフランス語の発音は分かり次第お知らせ致しますが恐らく「フブロ」と聞こえるように思います。

さて画像を見ようと思ったのですが元祖フランス葡萄のサイトには載っていません。ですけど新フランス葡萄品種のサイトは農水省葡萄カタログと連携しているので間違いなく載っています。こちらの通りでございます。ですがいつもの栽培面積グラフは省略してありますね。

理由はこちらをご覧頂くとお分かりの通り、ちょっと古いデータでさえ 1ha 未満なのです。ほぼ絶滅危惧種であることに違いありません。

ルブロの原産地はフランスのブルゴーニュ地方とのこと。フランス農学研究所関連サイトからこちらをご覧下さい。ですがこちらではそのオリジンについて触れていません。

VIVC からルブロのパスポートデータはこちらでオリジナル・ペディグリーについては

Prime name of pedigree parent 1   PINOT
Prime name of pedigree parent 2   HEUNISCH WEISS

との記載があります。即ち母がピノ、父がホイニッシュ・ヴァイスです。両親が逆の母がホイニッシュ・ヴァイス父がピノというパターンはこちらのシャルドネ・ブラン、念のためコピーさせて頂くと

Prime name of pedigree parent 1   HEUNISCH WEISS
Prime name of pedigree parent 2   PINOT

いずれの「PINOT」もピノ・ノワールではありません。こちらの「PINOT」であります。

ルブロ、どんな葡萄かと申しますとこちらです。念のため父母が逆のパターンのシャルドネ・ブランはこちら。葡萄房の外観は変わりないように見えますが如何でしょうか。

さてルブロと同じピノを母、ホイニッシュ・ヴァイスを父として生まれた葡萄が現在までに4つ判明しています。

AUBIN VERT 760
DAMERON 3406
GAMAY BLANC GLORIOD 4364
KNIPPERLE 6312

ですからこれらすべて兄弟と云うことに相成ります。

最後にルブロという白葡萄、フランス全土で1ヘクタールの半分にも満たない僅かな栽培面積にも拘わらず、IGP Atlantique や IGP Comtes Rhodaniens などの葡萄品種規定にその名があるのはどう考えても不自然であります。IGP のいい加減な規定は改めるべきと考えます。


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